今シーズンから主戦場をアメリカに移し、米国女子ツアー再開初戦では4位と大健闘した女子プロゴルファー・河本結プロ。彼女が手にしているのは、ドライバーでもアイアンでもなく、メイクアップアイテムでした。
ずらりと並んだメイク用品を前に笑顔の河本プロ。Regina誌のインタビューで「メイクはまだまだ勉強中」と話してくれたのをきっかけに、YouTube「河本結ちゃんねる」とReginaとのコラボレーション企画「女性ゴルファーにリアルに役立つメイクアップレッスン」が実現することになったのです！
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教えてくれるのは、“落ちないメイク”のスペシャリストとして、アスリートへのメイク指導を手掛ける、コーセー メイクアップアーティストの石井勲さん。河本プロと一緒に、プレー中も崩れないメイクアップ術を勉強していきましょう！
◆河本結プロの夏メイクのお悩みは…？
河本プロ「夏のゴルフ場は、日差しに加え照り返しもあるので、日やけ止めや下地を厚く重ね塗りしてしまいます。そのせいか、ホールアウトしてインタビューを受ける頃には、メイクが崩れてドロドロになってしまうんです…」
石井さん「夏のベースメイクにおいて、厚塗りはNGです。例えば、SPF50の日焼け止めにSPF50のファンデーションを重ねたからと言って、SPF100の効果が生まれるわけではありません。重ねても効果が倍増するわけではなく、逆にカバーしすぎてしまうと、崩れる原因になってしまうんですよ」
河本プロ「え～？！ それは知りませんでした…！ それと、女性ゴルファーがみんな気にしている“肩ファンデ”の問題。女子プロたちも、みんな肩にファンデーションが付いているんですよ。1回ドライバーを振るだけで、アゴのファンデーションが完全に落ちてしまうことも…」
石井さん「ベースメイクは“付ける部分と付けない部分を理解する”ということがポイントです。今からお教えする、『薄付きで立体的に見えるベースメイクテクニック』で、悩みを解決していきましょう！」
◆薄付きで立体的、日やけも防げるベースメイクテクニック
スポンジに指を３本そえて、スッと軽くパウダーを取ります。面積の広い部分（頬や額、顎）に、顔の中心から外側に向かってファンデーションを撫でるように乗せていきましょう。フェイスラインに向かってファンデーションが薄くなるので、スイング時に擦れてもメイクが大きく崩れず、さらにシェーディングなしでも立体的な仕上がりを実現できます。
鼻周りや目元などは、皮脂や瞬きで崩れやすいので、新たにファンデーションを取らず残ったものをオン。これで、ベースメイクは完成です。
◆顔の日やけ止め 簡単お直し術
暑い時期は、鼻周りからメイクが崩れてきます。まずは汗や皮脂をティッシュオフ。そして、ミルクタイプの日焼け止めを、朝使う量の半分くらい（一円玉ひとつ分）手に取ります。
手のひらをタテに使ってなじませていきます。全体になじませたら、同じ量の日やけ止めを再び手に取り、手のひらをヨコに使ってなじませます。日やけ止めを網目状にしていくイメージです。
1度にたくさんの日焼け止めを付けると、崩れる原因になってしまいます。ミルフィーユのように薄い膜を重ねていくのがポイント。日やけ止めを塗り終えたら、先ほどと同じように中心からやさしくファンデーションを重ねれば、日やけ止め効果ばっちりのメイク直し完了です！
「すごい！ 薄く付けているはずなのにカバーもできているし、顔全体にがっつりファンデーションを塗っているわけじゃないから、シェーディングが自然にできているみたい。お肌が見違えます！」と、感動する河本プロ。
次回は、河本プロの“勝負メイク”をもっとかっこよく、旬なアスリートメイクにブラッシュアップしていく企画をお届けします。どうぞお楽しみに！
◆河本プロが旬メイクに挑戦！動画でゴルファー向けのメイクテクニックもチェックしよう☆
YouTubeチャンネル「河本結ちゃんねる」では、河本結プロ「夏のゴルフメイク」動画を本日より公開中！ メイクアップアーティスト・石井さんのアドバイスのもと、クールで旬なアスリートメイクに挑戦するプロセスや、記事ではご紹介しきれなかった河本プロの愛用コスメなど、たっぷり見ることができます。ぜひチェックしてくださいね！
◆河本結プロ プロフィール
河本結プロ 1998年8月29日生まれ。愛媛県出身。163cm。2018年7月にプロテスト合格（90期生）。2019年「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」優勝。19年度賞金ランキング6位。2020年からは米ツアーに参戦。スポーツ歴／サッカー、空手、陸上。趣味／映画鑑賞、カラオケ。好きな色／ピンク。好きなスポーツ選手／イチロー、タイガー・ウッズ、トミー・フリートウッド。日本体育大学在学中。リコー所属。（写真／Getty Images）
◆コーセー メイクアップアーティスト・石井勲氏 プロフィール
テレビＣＭやポスター、雑誌広告の撮影現場でのメイクディレクション、シーズン毎のメイクアップデザインの提案の他、様々なイベントや美容セミナーの講師も務めるメイクのスペシャリスト。アーティスティックスイミング日本代表のメイク監修やフィギュアスケート選手への“落ちない”メイク指導も行うなど、アスリート達からの信頼も厚い。
◆今回使用したアイテムはコチラ♪
ファシオ パワフルステイ UV ファンデーション￥2,300、雪肌精 スキンケア UV ミルク ￥2,400〈編集部調べ〉
撮影／竹井美砂子
