あの女子プロは何してる?秘策いっぱいの夏ゴルフ対策【人気ツアープロに聞きました!】

暑くても寒くても、コースに出たいのがゴルファーというもの。けれども、ゴルフに夢中になるあまり熱中症になってしまうのを防ぎ、美の天敵、紫外線攻撃から身を守る必要があります。1年中、コースに出ている女子プロゴルファーのみなさんは、どんなふうに”夏ゴルフ”に対処しているのでしょうか。

◆十人十色! 女子プロの夏のゴルフ対策

【金田久美子プロ】帽子の選び方を意識しています!

ジュニア時代から「天才少女」と呼ばれ、プロになってからもスレンダーなボディとファッショナブルなスタイルが人気の金田久美子プロ。夏を乗り越え“美”を保つ秘訣は、若い頃から続けているスキンケアにありました。

「顔の日焼けは気にしています。試合じゃない時は(バイザーやキャップではなく)つばの大きいハットをかぶるようにして。本当はプレー中、何度も日焼け止めを塗り直したいけど、試合中はムリなので、夜、毎日パックをしたりしています。中学生ぐらいから美容には気をつけています。お父さんのお友達の年上の人たちから、すっごく言われていたから。毎晩、KOSEのデコルテシリーズなど色々なものでケアしてから寝ます」と、筋金入り。長時間、紫外線の下にいるプロゴルファーとは思えない、シミのないお肌は、油断せずに人生を歩んで来た証です。

金田 久美子/Getty Images

【仲宗根澄香プロ】白い肌を保つ秘訣は、やっぱり日焼け止め!

シード選手として初めてのシーズンを過ごしている仲宗根澄香プロは、色白の肌がトレードマーク。所属先SkyのCM「1日1ミリ成長しよう」を見て覚えている方もいらっしゃることでしょう。

白い肌を保つために「朝、たくさん日焼け止めを塗っています。(日焼け止めが)白浮きするくらいたくさんを、パンパンパンパン!って叩くみたいにして塗るんです」。日差しを遮る日傘は必需品。お肌を荒らす乾燥にも注意しています。「毎日パックしています。基本はメディヒールのものを使って、たまに日焼けがひどい日などはお高いパックを使うようにして」と、潤いたっぷりの夜で乗り切っているのです。

仲宗根 澄香/Getty Images

【木戸愛プロ】秘密兵器はみんなが大好きな「あの飲み物」

「夏が大好きです。身体も心も思い切り動くから」というのは、きれいな小麦色に焼けた長い手足が魅力の木戸愛プロ。小麦色にきれいに焼こうとしてるわけではなく「気をつけているんですけどね」と苦笑。日焼けしやすい体質のようです。

「試合中は日焼け止めの塗り直しはしていません。でも、スプレーのものを使うことも考えようかと思っています」。氷のう、水筒、日傘の3点セットは欠かしませんが、水筒の中身にポイントがあります。水分だけでなくミネラルもたっぷりの麦茶が基本ですが、特に疲れているような時には「カルピスがいいんです」とのこと。特に妹の侑来さんがキャディの時は、カルピスを用意してくれます。糖分も補給できる冷たいカルピスを秘密兵器に、体がよく動く夏を存分に味わいながらプレーしています。

木戸 愛/Getty Images

【若林舞衣子プロ】オススメの裏技で日焼け対策しています!

プロゴルファーとしてだけでなく、ママとしても忙しい毎日を送っている若林舞衣子プロ、一ノ瀬優希プロ、甲田良美プロからもアドバイスをいただきました。「アンダーウェアを着るくらい」という若林プロにはオススメの裏技がありました。「アンダー(ウェア)の下に日焼け止めを塗るんです」。確かにプロゴルファーのように長時間外にいると、UV対応のウェアを通してでも焼けてしまうもの。これならそれも防げます。

若林 舞衣子/Getty Images

【一ノ瀬優希プロ】氷と扇風機で体力温存

「子供を産んでから公園にも行きますから、日焼けはしますよ。氷や扇風機を使うくらいかな。後は、極力体力を温存するようにしています」というのが一ノ瀬プロ。これ、基本中の基本かもしれません。

【甲田良美プロ】夏の最強食材で、塩分補給

「夏には強い」と言う甲田プロのバッグには、梅干しが入っています。塩分とクエン酸が一緒に摂れる夏の最強食材は、コンビニで買える無着色のもの。3ホールに1個、口に入れるのが基本ですが、汗で塩分が排出されてしまった時には、体が梅干しを欲するそうです。そんなときはもう1つ、口に入れます。「梅干しが(塩分不足の)バロメーターみたい」と、体が状態を教えてくれます。

日焼けした後にはパックして化粧水を使うのですが、これにもコツがあります。「韓国の人は7回、化粧水を使ってから乳液を塗るっていうのを動画で見て…。さすがに7回はできないので3回化粧水を使います」と、忙しい日々の中でも動画で美容情報をチェック。実戦しています。

【藤本麻子プロ】首の下にアイスノン!これで安眠できます!

熱帯夜が続くとエアコンをつけっぱなしになりがちですが、できれば冷え過ぎは避けたいもの。藤本麻子プロはキンキンに冷えたアイスノンを首の下に入れて眠りにつきます。転戦中は2つのアイスノンをローテーションで使って、エアコンを切っても安眠できて、パワーチャージして目覚める毎日です。

【菊地絵理香プロ】「夏でもストッキング」が快適なラウンドのコツ

夏でもストッキング派と“生足派”に分かれるのはプロも同じです。以前は生足派だった菊地絵理香プロは「ここ2~3年は夏でもストッキングです」と、変化した一人。理由としては「暑いのは暑いですけど、こっちの方がベタベタしないし涼しいんです。この間、久しぶりに生足にしてみたら、直射日光を受ける方が暑い」と、違いを実感しています。

菊地 絵理香/Getty Images

1年中、自然の中にいるプロたちが、経験で身につけた”夏対策“。みなさんの参考になったでしょうか。

取材・文/小川淳子 写真/Getty Images

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