ツアー1勝は311人、2勝は204人。では3勝は何人が達成した?【国内女子ツアー豆知識】

国内女子ゴルフツアー第15戦「宮里藍サントリーレディスオープン」は、大里桃子プロが3年ぶりのツアー3勝目を飾りました。ところで、ツアーで3勝を挙げた人はどれぐらいいるのでしょうか。

大里桃子プロ(Getty Images)

◆3勝目を挙げた選手は149人

ツアープロとなり、トーナメントの出場権を得るだけでも大変なのに、優勝を飾るとなればさらに難易度は上がります。実際、これまでJLPGAツアーで初優勝を飾った選手は311人しかいません。そのうち招待選手が54人ですから、国内ツアーを主戦場として戦いながら、1勝を挙げた選手は257人しかいないことになります。

また、ゴルフ界では「1勝目よりも2勝目を挙げることの方が難しい」と言われています。調べてみると、2勝目を挙げた選手は204人いました。そのうち、招待選手が24人いるので、国内ツアーを主戦場にする選手では180人になります。確かに、予想以上に人数が減っていますね。

それでは、3勝目を挙げた人数は何人でしょうか。答えは149人です。招待選手は14人なので、主戦場とする選手は135人。意外と人数の減り方が少ないように感じますね。

今回、宮里藍サントリーレディスオープンでは、大里桃子プロがツアー3勝目を飾りました。史上149人目、222試合目での達成ですが、試合数は歴代25番目の多さでした。「一時はゴルフを辞めようかと思いました」と優勝会見では語っていましたが、それだけ悩んだことが多かったのでしょう。ちなみに、25歳304日での達成は、若い順から見ていくと59番目となります。1勝目が20歳9日(24番目)、2勝目も22歳279日(48番目)でした。

◆黄金世代では6人目の3勝

物のついでにツアー4勝を挙げた人の人数を調べてみると、125人いました。そのうち招待選手は8人です。3勝した人はかなりの確率で4勝目を挙げることができると言えますね。もっとも、実力がなければ3勝を挙げることもできないだけに、当然の結果かもしれません。

それでは、優勝回数の壁はどこにあるのでしょうか。通算5勝は104人、通算6勝は88人、通算7勝は68人、通算8勝は56人、通算9勝は46人、通算10勝は42人、通算11勝は37人、通算12勝は34人、通算13勝は32人、通算14勝は29人、通算15勝は28人と、勝ち星が多くなるほど、徐々に人数が減っていく感じです。

人数の多さも関係していますが、割合的に見ると1勝目から2勝目を挙げた選手が最も減っています。やはり、2勝目の壁というのは高いようです。その壁どころか、3勝目の壁も超えた大里プロ。黄金世代では、畑岡奈紗プロ、勝みなみプロ、渋野日向子プロ、原英莉花プロ、小祝さくらプロに続く3勝目です。果たしてどこまでその数字を伸ばすのか気になるところですが、ぜひ2ケタ優勝を目指して頑張ってほしいですね。

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