今週は国内女子ツアー第24戦、ニトリレディスゴルフトーナメントが開催されますが、注目選手が1人います。ツアーデビューを飾る須藤弥勒さんです。幼い頃から何かと話題を振りまいていましたが、今年の8月で13歳になりました。果たしてどのようなゴルフを披露するのでしょうか。そこで今回はトップテン入り年少記録について調べてみました。
◆あの金メダリストは第9位
昔から天才少女的なジュニアゴルファーは数多くいました。ただ、いくらゴルフが上手いといっても、そう簡単にプロが出場するトーナメントで上位に食い込むことは容易ではないでしょう。と思っていたら、クラブやボールの進化もあるのか、ジュニアが予選通過するどころか、優勝さえしているではありませんか。果たして、最年少でトップテン入りした選手は誰でしょうか。
まずは第10位から発表しましょう。19年の日本女子オープンで9位タイに入った梶谷翼さんの16歳24日です。梶谷さんといえば、21年のオーガスタナショナル女子アマ選手権を制したことでも有名ですよね。続いて第9位は13年のワールドレディスサロンパスカップで4位タイに入ったリディア・コプロの16歳18日。ご存知、今年開催されたパリ五輪の金メダリストです。さすが世界的に天才少女と呼ばれていただけのことはありますね。
第8位は23年の伊藤園レディスで10位タイに入った中嶋月葉さんの16歳9日。第7位は15年の中京テレビ・ブリヂストンレディスで10位タイに入った稲見萌寧プロの15歳299日です。稲見プロも東京五輪では銀メダルを獲得しています。その際、メダルの色を賭けて戦ったのが、リディアプロでした。
第6位は14年KKT杯バンテリンレディスで優勝した勝みなみプロの15歳293日。いきなり高校に入学したばかりの15歳がトーナメントで優勝するわけですから、かなりの衝撃を受けた方も多かったのでは? ちょっとした“みなみちゃんブーム”を巻き起こしましたが、ジュニア時代からかなりしっかりとした受け答えをしていました。
◆歴代1位は中2でトップテン入り
第5位は16年の日本女子オープンで10位タイに入った長野未祈さんの15歳278日です。なんと3日目を終えた時点では2位以下に2打差をつける単独首位に立っていました。おそらくそのことの記憶はあまり残っていない人が多いでしょう。なぜなら、最終的に優勝したのは、当時高3の畑岡奈紗プロだったからです。今にして思えば、15歳で日本女子オープンの10位はすごいことですよね。
第4位は14年ニトリレディスで7位タイに入った新垣比菜プロの15歳254日。そして、ここからトップ3です。第3位は記憶も新しい今年のワールドレディスサロンパスカップで見事優勝を飾ったイ・ヒョソンプロの15歳176日でした。飛距離やパッティングの上手さなど、まさにプロ顔負けのゴルフを見せていました。
第2位は04年リゾートトラストレディスで6位タイに入った金田久美子プロの14歳297日です。金田プロは02年の同じ大会にも出場しており、なんと12歳298日で予選通過しています。
いよいよ第1位の発表です。04年の開幕戦・ダイキンオーキッドレディスで8位タイに入った宮里美香プロの14歳149日でした。まだ中2だったとは恐れ入ります。ちなみに、宮里プロはこの年に出場した日本女子アマで優勝し、当時の史上最年少優勝記録を塗り替えています。仮に須藤さんがニトリレディスでトップテンに入れば、宮里プロの記録を抜くことになりますが、果たしてどのような結果になるでしょうか。