黄金世代唯一の現役女子大生。米国ツアーも参戦予定! もっと知りたい! 河本結プロ【5】飛距離アップのポイント②

米ツアーを席巻中の、インパクトでフェースターンをしない最新型スイング。河本結プロが教える飛距離アップのポイントの第2回は「腹筋を意識すること」。パワーを最大限に発揮するための極意を見ていきましょう。

◆筋肉痛になるくらい腹筋を使わないと飛ばない

腹筋の力なしに、ドライバーの飛距離アップはあり得ません。ただ力を入れるのではなく、みぞおちからおへその下までを縮めるイメージです。そうすることで同時にお尻もキュッと締まるはず。必然的に余計な動きができなくなるので、体幹が安定します。真剣に腹筋を意識して練習すると、次の日筋肉痛になるはずです。

ココを縮めるイメージです!

◆背中にクラブをあてて確認しましょう

腹筋が使えていれば、背中もきれいに真っすぐになる。クラブを背中にあてて、確かめてみよう。クラブと背中の間にすき間ができていると、腹筋が使えていない証拠

○腹筋を強く意識してスイング!

腹筋を強く意識してスイングすると、体幹が安定するので、インパクトまでブレることなく、パワーを最大限に発揮できる

START! 
背中はまっすぐ! 腹筋に力を入れる。重心は土踏まず

×背中が反っていると手打ちしかできない

腹筋が使えていない女性にありがちな、背中が反った直立型のアドレス。カラダが使えず手打ちになり、ダフリやすくなる。腰痛の原因にもなるので注意して!

背中が反っている。カラダと手が開きすぎ
手だけでクラブを上げると振り遅れてダフリやすい。結果、飛距離も出ない
ダフッ……

×縮める意識がないとカラダが安定しない

腹筋を意識するといっても、ただ力を入れるだけではスイングは安定しない。しっかり縮めないとカラダが自由に動いてしまい、さまざまなミスを誘発することに。

お尻が出ている…
カラダが動きすぎるとスイングが安定しない。横振りになりすぎるとダフリが出る
タテ振りになりすぎるとトップが出て球が上がらない

撮影/近澤幸司・Getty Images  エディター/たかはしよし子 撮影協力/日本体育大学