注目のルーキー【安田祐香】が教えるゴルフドリル【2】

突如現れたプラチナ世代。その筆頭である安田祐香が今季プロデビューをはたしました。そんな安田プロは自称「ドリルマニア」なのだそう。今回はそんな安田プロを支えている「ドリル」を教えてもらいました。

安田祐香
やすだ・ゆうか/2000年生まれ。7歳からゴルフを始め、坂田信弘指導のもとスイングを教わる。昨年プロテストに合格し、今季前半の出場権をかけたファイナルQTでも2位入る。NEC所属

【安田ドリル③】クロスハンドで肩を平行に回してみて

ダフりの原因は右肩が下がってしまうこと。これを直すのにおすすめなのがクロスハンドグリップで打つドリルです。ベルトの位置より少し上までゆっくりテークバックしてボールを打ってみましょう。このときコックは使わず体の回転だけで打つ意識を持ってください。平行に肩を回せるようになるので、右肩が下がらなくなりますよ。

◆クロスハンドだとダフらない

右手と左手を持ち替えてグリップ。
左手リードで打たないとしっかり当たらないので、肩を平行に回す感覚が覚えられる
コックは使わず体の回転だけでゆっくりとボールを打ってみよう

×ダフる原因はインパクトで右肩が下がるから

普通にグリップすると右手が下にあるので、右肩も下がりやすい

【安田ドリル④】1秒止めで打ち急ぎを直してみて

無理に腕を使って速く振ろうとするとタイミングが狂ったり、上体が突っ込んでチョロやダフリなどの原因にもなります。そんなときはトップで1秒ピタッと間を取ってから打つドリルを試してみてください。このドリルをすると、トップの位置を意識できますし、ダウンスイングから体全体で振る感覚が分かりますよ。

トップで間を取れると体全体で振れる

トップで間を取れると、ダウンスイングからの打ち急ぎや上体が突っ込む動きがなくなり、トップの位置も確認できる

◆トップから腕だけで下ろさず、体全体を使って振り抜こう

ALBA792号より転載 写真/福田文平 取材協力/六甲カントリー倶楽部