前回は吉田プロが下半身リードのスイングを身につけるために行っていたドリルをご紹介しましたが、今回はその続きのドリルをご紹介します。コツを身につけて飛距離アップをかなえましょう!
【吉田優利プロが女性ゴルファーに教えてくれる】下半身リードで10ヤードアップ!【一石三鳥の捻転ドリル】
◆弓を引くポーズで“割れ”をつくる
トップからダウンスイングへの切り返しにかけて上体と下半身が逆に動くことを“割れ”といいますが、この割れをつくる感覚をイメージするには、弓を引くポーズがおすすめです。左手で弓を持つ動きがトップの下半身、右手で弦を目いっぱいに張る動きが同じくトップでの両手であり、MAXの捻転を生む動きに通じています。
◆両手を真下にストーンと落とそう
ダウンスイングへの切り返しで上体に力が入っていると、右肩が前に出て、クラブをアウトサイドから下ろそうとします。これを防ぐために、私が編み出したのが、両手をストーンと真下に下ろすこと。右足よりもさらに右側に両手を下ろすことにより、クラブをインサイドから下ろしやすくするだけでなく、下半身リードの時間が長くなります。
「下半身リードと同時に両手を真下に下ろすことでダウンスイングを始めるといいですよ」(吉田プロ)
◆教えてくれたのは…
吉田優利プロ よしだ・ゆうり/2000年4月17日生まれ、千葉県出身。アマチュア時代はナショナルチームメンバーとして活躍。18年に日本女子アマ、日本ジュニアを同一年に制覇する。19年にプロテスト一発合格。国内でのプロデビュー戦となった今年のアース・モンダミンカップでは見事予選を通過。今後の活躍に期待がかかる。エプソン所属。
週刊パーゴルフ 2020VOL.23掲載 取材/構成/文・山西英希 撮影・村上航 取材協力・浜野ゴルフクラブ(千葉県)