アプローチでイメージ通りの距離感が出せるようになると、ゴルフがぐっと楽しくなります。そのために欠かせないのが、「両肩の動かし方」と河本プロ。今回は、「思った通り！」の距離感を出すコツを教えてもらいましょう。
ざっくりしないアドレスの作り方→【河本結アプローチレッスン】絶対ザックリしないアドレスの作り方
手打ちを防ぐコツ→【河本結アプローチレッスン】絶対ザックリしないアドレスの作り方【手打ちを防ぐ工夫】
◆両肩がヨコ回転すると上体がつっこんでしまい、インパクトが安定しない
距離感が合わないという人に多いのが、体の回転で打とうという意識が強いため、両肩がヨコ回転してしまっているケースです。両肩がヨコ回転すると、インパクトで右肩がかぶってパンチが入る。これでは、インパクトが安定せずにイメージ通りの距離感は出せません。
そうならないためにも、両肩はヨコではなくタテに回転させることが大事。両ヒジを体に密着させたまま軸ブレせずに上から打てるので、ボールがフェースに長く乗り距離感が合いやすくなります。しっかりボールを押せるため、イメージ通りの弾道が打てるようになります。テークバックで左肩を下げ、フォロースルーで右肩を下げる意識を持つと、上体が伸び上がることもなくなりますよ。
このとき気を付けてほしいのはアドレスの姿勢。構えたときに右肩が下がっているとあおり打ちになり距離感が合わなくなります。だから通常よりも左肩を少し下げるイメージで構え、両肩が水平になるように構えましょう。
◆「肩をタテに回すと、伸び上がらず、上から打ててフェースに球がのります」（河本結）
肩をタテ回転させると、両ヒジを体に密着させたまま上から打てるように。フェースに球が乗った状態で押し込めるので、距離感が合いやすくなる
◆「クラブを両肩に当てて回すとタテ回転を実感しやすいですよ」
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◆河本結プロ プロフィール
河本結プロ 1998年8月29日生まれ。愛媛県出身。163cm。2018年7月にプロテスト合格（90期生）。2019年「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」優勝。19年度賞金ランキング6位。2020年からは米ツアーに参戦。スポーツ歴／サッカー、空手、陸上。趣味／映画鑑賞、カラオケ。好きな色／ピンク。好きなスポーツ選手／イチロー、タイガー・ウッズ、トミー・フリートウッド。日本体育大学在学中。リコー所属。（写真／Getty Images）
ALBA 803号より 構成／真鍋雅彦 写真／相田克己 取材協力／キングフィールズゴルフクラブ
