花道からのアプローチはライがいいからこそ、寄せたい気持ちが強くなり、ミスになってしまいがちです。つまらないミスを減らし、とにかくパーチャンスにつける打ち方を身につけましょう！
◆冬芝は“トゥ打ち”がいい。ヒールを浮かせて、手元は体の近くを通す
エッジからピン位置まである程度の距離があるときは、低く打ち出してコロがして寄せるのがオススメです。クラブはＳWよりもロフトが立っているＡWやＰWがいいでしょう。理由はロフトが立っているほうが、ボールとの接地面積が大きくなるので多少のミスヒットでもボールが前に飛んでくれるからです。
ポイントはできるだけヘッドをターゲットに対してストレートに動かすことです。イメージ的にはパッティングと同じ。だからできるだけボールの近くに立ち、手元が体の近くを通りやすい状態を作ります。
このとき、ヘッドのヒール側を浮かせて構えることで、よりボールの近くに立てて、さらにヘッドが地面に刺さるミスを防ぐことができます。きれいにヘッドを入れようとするとヒール側が当たってミスになりやすいので、フェースの先（トゥ側）でボールを打つイメージでアプローチしてみてください。
【ポイント1】指じゃなく手のヒラで握って鈍感さを出す
手首の使い過ぎはヘッドの入射角度を不安定にする要素なので、余計な手首の動きは抑えましょう。そのために手のヒラで握って、やや鈍感さを出すとヘッドの動きが安定します！
【ポイント2】手が体の近くを通れば大きなミスは出ない
ヘッドを真っすぐ引いて真っすぐに出すイメージでスイングしたいのでできるだけボールの近くに立ち、手元は体のできるだけ近くを通しましょう。軌道が安定するので大きなミスヒットが防げます
【注意！】ハンドファーストに構えるのは危険
アプローチでハンドファーストに構えすぎるとヘッドが刺さりやすくなります。
手元は体の中心にセット。ボール位置に関しては、低く打ち出したいので真ん中よりも少し右が正解です！
◆教えてくれたのは、仲宗根澄香選手
なかそね・すみか／92年生まれ。千葉県出身。昨年のQＴを５位で通過し今季の出場権を獲得。日本女子オープンで３位Ｔに入るなど好成績を残しており、優勝まであと一歩まで来ている
ALBA810号より転載 写真／上山敬太 構成／出島正登 取材協力／石岡ゴルフ倶楽部
