「ボールをしっかり捕まえたい」。女性ゴルファーなら誰もが1度はぶつかる課題です。今回は、先日結婚を発表した上田桃子プロに、その極意を教えていただきましょう。
「タテに振らなくちゃ、つかまったボールは打てない」と上田プロ。これまでもタテに振る意識を強く持っていたと言いますが、疲れが出たり調子が悪くなるとヨコ振りになってしまっていたのだとか。
タテに振って、ボールをしっかり捕まえるために、3つのポイントをチェックしていきましょう。
【約束1】お尻を上に向けて構える
「タテ振りを極めるために、私がまず取り組んだのはアドレスでした。“重心を下げなくちゃいけない”という思いから、ヒザが曲がりすぎていたんです。
ヒザが曲がりすぎているとお尻が下がってしまい、懐にクラブをタテに振るスペースがつくれなくなります。
お尻を上に向ける意識で構えてください。ヒザの曲げ具合は、ちょっと棒立ちかなと思うくらいでちょうどいいと思います」
ヒザを真っすぐ伸ばしたまま股関節から上体を前傾させた後、軽くヒザを曲げてお尻を上に向けて構える(左)。重心を下げようとヒザを曲げすぎると、懐に余裕がなくなってヨコ振りを助長する(右)
◆教えてくれたのは…
上田桃子 うえだ・ももこ/1986年6月15日生まれ、身長161cm、54kg、A型。熊本県熊本市出身。2005年プロ転向 今年、パナソニックオープンレディース優勝。ツアー通算 15勝、1勝(海外)
ALBAドライバー・アイアン・アプローチぜんぶ女子プロに教わろう! 2021年版掲載 編集/島村涼 撮影/相田克己 岩本芳弘 上山敬太 佐々木啓 鈴木祥 近澤幸司 福田文平 村上航 米山聡明 Getty Images