「とにかく100を切りたい」、「ベストスコアを更新したい」。そう思ったら、まずはパット数を減らすこと。それだけで、5打くらいはラクに縮められます。そう断言してくれた井上莉花プロに、ラウンド当日にやるべきパッティングのコツを教えていただきました。
◆実戦に備え、絶対に外せない! ロングパットの練習
ラウンド前、ショットの練習をしていたら、パタ練する時間がなくなった! なんて経験、ありませんか? 厳しいようですが、いいスコアで回りたい日にその行動はNG! 優先するのはショットではなくパッティングの練習です。
そして、練習グリーンでまずするべきは、6~10mくらいのロングパット。ラウンド前にこの距離を練習しておかないと、ラウンド中に遭遇するロングパットの場面で距離感やタッチがまったくわからず、いともかんたんに3パットや4パットしてしまいます。
まずは6~10mくらいの長い距離を練習しましょう
◆上り、下り、スライス、フックを3球ずつ。距離やタッチが合うまで練習を
やり方は、上り、下り、スライス、フックなど、いろいろなラインを3球ずつ打ち、3球ともだいたい同じように打てるようになるまでくり返し、タッチをしっかり覚えること。ここで気をつけたいのは、カップを狙うのではなく、手前1m以内くらいで止まるように打つことです。
上り下り、スライス、フックなどさまざまなラインから1m以内に寄せる練習を
ラウンド当日の練習で意識したいのは、打ち方ではありません。目的はあくまでも、その日のグリーンの状況や、自分の調子や感覚を知ることです。
3球ずつで仕切り直し、同じ感覚で同じ距離を打てるようになるまで練習しましょう
利き手でボールを転がすような感覚で打つなど(実際に手でボールを転がしてみるのもいいでしょう)、ラウンド前に、自分なりのイメージをしっかりつかんでください。
◆井上莉花プロ/プロフィール
1993年生まれ、茨城県出身。163cm。O型。父のすすめで、10歳からゴルフを始める。2014年プロ入り後、ツアーに出場。USGTFティーチング資格取得。現在は、レッスンはもちろん、テレビ・雑誌などで幅広く活躍。YouTubeチャンネル「井上莉花のStance tv」も人気。ウェア契約はCPG GOLF。 Instagram@1124rika
撮影/清水ちえみ 取材・文/たかはしよし子 取材協力/KOSHIGAYA GOLF CLUB【PGM】