【井上莉花が教えるパッティングのコツ】ロングパットは寄せればよし、ショートパットはカップを外さない!

「“100を切りたい”、“いいスコアで回りたい”と思ったら、パット数を減らすこと。それだけで5打くらいは縮められますよ」という井上莉花プロに、プレー中に意識したい、パッティングのコツを教えていただきました。

第7回は、実戦で使えるパッティングのコツ

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◆ロングパットは1m手前に寄せればOK

まずはロングパット。練習と同じように、ピン手前1m以内まで転がすイメージで打ちましょう。

よく「カップをオーバーしなければ入らない」と言いますが、それは1パットで入るチャンスのある距離の場合。
たとえば10mのロングパットは、プロでもカップを狙いません。もちろん、弱すぎるよりは強めの方がいいですが、「絶対にカップを超える」なんて思って強く打ちすぎ、大きくオーバーしてしまえば3パットは免れません。基本はカップの半径1m以内、カップの手前側に止めるくらいの気持ちで打ちましょう。

2~5mのパットの場合は、カップからグリップの長さくらいの半径に入ればいいかな、というイメージで。“オッケー”がもらえる範囲に寄せるような気持で打てば大成功です。

ロングパットはカップの手前、1m以内に運べれば100点!

◆ショートパットは芯で打ち、カップを外さない!

1mくらいのショートパットは、「入れなきゃいけない!」というプレッシャーがかかりますが、ここはリラックス。
ラウンド前に練習したように、インパクトで緩まないよう、ボールの芯とパターの芯を合わせてこつんと打てば、切れずに真っすぐ転がります。

ボールの芯とパターの芯をきちんと合わせて打ちましょう。

また、スライスやフックなど方向の調整を感じた場合、読みすぎて外す人をよく見ます。よほど極端な傾斜がない限り、「カップを外す」選択はないと考えてください。

打ち出す方向はあくまでもカップの中。淵でもダメです。“ちょいスラ”くらいなら、カップの真ん中で十分です。1mならしっかり芯に当てれば極端にラインを加減する必要はないのです。

フックラインならカップの右、スライスラインならカップの左内側に打ち出しますが、カップを外すのは読みすぎ。1m以内は基本カップより内側を狙いましょう

◆井上莉花プロ/プロフィール

1993年生まれ、茨城県出身。163cm。O型。父のすすめで、10歳からゴルフを始める。2014年プロ入り後、ツアーに出場。USGTFティーチング資格取得。現在は、レッスンはもちろん、テレビ・雑誌などで幅広く活躍。YouTubeチャンネル「井上莉花のStance tv」も人気。ウェア契約はCPG GOLF。 Instagram@1124rika

撮影/清水ちえみ 取材・文/たかはしよし子 取材協力/KOSHIGAYA GOLF CLUB【PGM】

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