「最新クラブに替えたのに…」「レッスンに通っているのに…」「筋トレもしてるのに…」。それでも、ドライバーが飛ばないと嘆く女性は多数! そこで、飛ばしの達人でもあるドラコンプロが、ビッグドライブの秘訣をレッスン。
手だけでクラブを上げて、トップをつくった気になってはダメ。肩ごと思い切りひねって、大きなテークバックを意識して!また、素早く腰を回転させることも重要なポイントです。
◆体全体を使って打つ!必要なのは柔らかな回転と腰のキレ!
ドラコン日本選手権309ヤードで優勝!飛ばしの達人ドラコンプロがあなたの飛距離、変えちゃいます!
◆飛ばしの達人のSwingをチェック!
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◆TRACKMANデータからわかった!杉山プロの “飛び”の秘訣
最大31項目のショット測定が可能なトラックマン。飛距離に重要な4項目すべてのデータから見ても、杉山プロの数字は規格外だとか。「重要な部分が適性かつ安定しているのは大きいですね」(トラックマン・遠藤有紀さん)
◆この4つの項目に注目!
①クラブスピード
いわゆるヘッドスピードのこと。この数値が高いほど、飛距離UPの可能性あり。女子プロや男性アマで40m/s、女性アマで35m/s前後が平均と言われる中、この数値は驚異的!
②ミート率
ボールスピードをヘッドスピードで割った数値。パワーがどれだけボールに上手に伝わったかは、ここでチェック。プロは1.5を目指すが、アマチュアは、1.4以上を目安に。
③トータル
ランを含む総飛距離。杉山プロが普段のラウンドで愛用しているのはCRAZY「JBEAM 435」の9.5度、48インチのSシャフト。今回叩き出した最高値は、277.6ヤードでした!
④打出角
水平な面に対して、ボールがどの角度で飛び出しているかを示す値。ハンデ0の女性で12.7度、コンスタントに100切りする腕前であれば、17度くらいまでが許容範囲。
◆TRACKMANとは? 世界一の精度を誇るレーダー弾道測定器で杉山プロを解析!
2基のレーダーとカメラセンサーでクラブとボールの動きを計測する最先端の計測器。ミサイルを追尾する技術を元に開発され、その正確性は国内外のトッププロが絶大な信頼を寄せるほど。今回は東京ショールームにお邪魔し、特別にデータ解析してもらいました!
杉山美帆プロ…1989年生まれ、埼玉県出身。TPI認定インストラクター。ドライバーの平均飛距離は約250ヤード、最長記録は320ヤード。8歳でゴルフを始め、名門の拓殖紅陵高校ゴルフ部に所属。現在はレッスンほか、多くのメディアで活躍中。自身のYouTubeチャンネル『杉山美帆の美スイングゴルフ』も人気。身長163cm。
Regina2022秋冬号より転載 撮影/長谷川直紀 エディター/一寸木芳枝 取材協力/TrackMan