【木原睦美プロが教える】冬場こそ自宅で上達する大チャンス!エアスイングで上手くなろう

わざわざ寒い日にドライビングレンジへ行ってボールを打つ必要はありません。なぜなら、暖かい室内での練習でも十分上達できるからです。もちろん、インドアの練習場へ行くわけではありませんよ。ボールを打たずに自室で簡単にできる練習です。木原睦美プロお勧めのエアスイングを実践してみましょう!

木原プロ

【木原睦美プロが教える】グリーン周りのアプローチでミスを出る人は、落としどころだけを見ましょう!

【素朴なギモン】練習場に行かなくても上達する方法はないの?

【木原プロのアンサー】自宅でもできるエアスイングを紹介します!

ラウンドは楽しいけど、練習場での打ち込みは今イチ楽しくないと感じる女性ゴルファーは少なくありません。その気持ちってすごくよく分かるんです。ボール打つだけって面白くないですもんね。実は、私も自分の生徒さんには、練習場でボールを打ち込まなくてもいいとアドバイスしています。というのも、ボールを打ち込むことよりも大切なことがあるからです。

私が皆さんにお勧めしたいのは、自分のスイングを確立することです。まず、自分のアドレスを鏡でチェックしましょう。バックスイングやダウンスイングで下半身がフラついたり、身体の軸が傾いている人は要注意です。そういう人は、一度基本に戻りましょう。

両足を閉じた状態でボールを真ん中にセットしたら、左右の足を同じだけ広げます。足の付け根から上体を前傾させたら、おヘソの前でクラブを握り、両ヒザを軽く曲げましょう。ヒザがクッションになるように柔らかくしておくことが大切です。

あとは土台となる下半身を安定させ、身体の軸が前後左右に傾かないように注意しながらクラブを振るだけです。鏡を見ながらクラブを振り、軸が傾いていないのかをチェックしましょう。自宅で行う場合はクラブを持たなくても構いません。エアスイングを行うだけでも十分な練習になります。目線と体の軸さえブレずにスイングできれば、ボールを正確にヒットする確率が高くなるからです。

鏡を見ながらスイングを行い、身体の軸が前後左右に傾いていないか、下半身がフラついていないのかをチェックしましょう

両足を閉じた状態でボールを真ん中にセットし、左右の足を同じだけ広げます。足の付け根から上体を前傾させましょう

おヘソの前でクラブを握り、両ヒザを軽く曲げまます。ヒザがクッションになるように柔らかくしておきましょう。あとクラブを振るだけ!

【自宅Drill】イスに座ったまま上体を左右に回してみよう!

どうしても下半身が安定しないし、軸も傾いてしまうという人は、次のドリルを行いましょう。まず、イスを用意して浅めに腰かけます。クラブを横にしてヘッド付近とグリップエンド付近をそれぞれ持ったら、上体を左右に回す動きを繰り返します。このとき、お尻はイスに着けたままで、骨盤から上を回すイメージを持ちましょう。

上手くできるまで繰り返したら、そのまま立ち上がり、クラブを横にして持った状態でアドレスの形をつくり、上体を左右に回します。股関節に上体が乗る感覚はありますが、イスに座っていた時と同じ要領で上体だけ回しましょう。クラブがなければ、両手を大きく動かしながらエアスイングを行います。

ボールを上手くヒットできない人は、腰の高さや前傾角度をスイング中にキープできないことが原因です。このドリルを行えば、下半身を安定させながら股関節を動かすことができるので、腰の高さや前傾角度をキープできるようになります。

イスに浅く腰かけ、クラブを横にした状態で持ったまま上体を左右に回しましょう。このとき、左右のお尻がイスから離れないようにしておきます

立ち上がった状態で同じように上体を左右に回します。イスに座った時と同じく上体だけ回しましょう

◆教えてくれたのは…木原睦美プロ

木原睦美プロ…Reginaでのわかりやすいレッスンが大好評! “広島で一番予約が取れない”と話題の、USLPGAティーチングプロ。「mutsumischool」にて、技術・マナー・メンタルに至るまでのトータルゴルフレッスンを実施。2022年11月からは全国を回ってのレッスンをスタート。生徒一人ひとりのゴルフ人生を豊かにするための指導を行っている。YouTube「木原睦美のHappyゴルフ」でも、独自のゴルフ理論を展開中。

撮影/山代厚男 取材・文/山西英希 撮影協力/ドライビングレンジ東新宿

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