◆青木瀬令奈プロ「“ ショットの精度=ミート率を上げることが近道。高いティで打つ練習を」
ミート率を上げるには、打点のズレを防ぐこと。アドレスの前傾角度をキープしたままインパクトすることが必要です。その技術を習得するには、ドライバー以外を高いティで打つ練習です。
1993年生まれ。身長153cm。群馬県出身。’23年「大王製紙エリエールレディス」、「Tポイント×ENEOS」で2勝。’23年度ポイントランク12位。ツアー通算5勝。リシャール・ミル所属
フェアウェイキープ率 4位
リカバリー率 3位
平均パット数 1位 (1ラウンド当たり)
コツ◆左ひざの高さを変えず8割くらいで
アイアンからはじめてみよう…球の高さをそろえるイメージで力は8割。左ひざの高さを変えないように。アイアンから徐々に長いクラブで挑戦して。
うまく当たらない人は…①「トップ」「球が右に行く」「球が低い」という人は、アドレスの前傾角度よりカラダが浮いてしまっているので、肩のラインを平らに回すイメージで打つ。
②「テンプラ」「球が左に行く」「球が上がりすぎる」人は、下半身が止まり上体が左に突っ込んでいるので、「打つ」ではなく「球は通過点」という感覚で打とう。
◆「あっちに行くよりいっか」というマインドでゴルフをしてみて
◆菅沼菜々プロ「“インパクトで手元が浮きがちな女性は アドレスの位置に手元を戻す意識 が大切です”
ショットの精度をじゃまするのは、インパクトで手元が浮いてカット打ちになること。力のない女性に多いミスです。私は手元の高さを抑えられる手作り練習器具を使っています。
2000年生まれ。身長158cm。東京都出身。’23年「NEC軽井沢72ゴルフ」で初優勝。同年2勝目を挙げる。あいおいニッセイ同和損保所属
リカバリー率 8位
平均パット数 12位 (1ラウンド当たり)
ドリル◆手元の位置にスティックをセット。先端の下をくぐるようスイング
私がいつもやっているドリルです。スティックをセットするには、第三者の協力が必要ですが、お友達と一緒に交代でやってみては。正しいカラダの動きも分かるおすすめドリルです。
コツ◆グリップエンドの位置を意識。グリップエンドはおヘソに向けましょう
手元が右腰まで下りる位置から、グリップエンドをおヘソに向けるイメージをもつとクリーンヒットできます。
Regina2024春号より転載 撮影/田中宏幸、ALBA、Getty Images イラスト/丸口洋平 ホール図/佐藤信男 スタイリスト/林かよ エディター/たかはしよし子 撮影協力/足利城ゴルフ倶楽部