イ・ボミプロといえば、美しいスイングと正確なアイアンショットを連想する人も多いのでは？ そこで彼女がどのような点に気をつけているのか聞いてみました。ポイントはグリップ、テークバック、トップ＆切り返し、インパクトの４つ。この４ポイントを押さえれば、ボミプロのような美スイングに近づけます！
【イ・ボミプロのIRONLESSON】美スイングを叶える4つのSTEP。まずはグリップから！
◆テークバックは右足の横に壁をイメージ。軸をキープしながらバックスイング
テークバックでのＮＧは右へのスエーです。その原因は右腰、右膝、頭が右へスライドすること。右足の横に壁があるとイメージし、頭を軸とした回転運動を心がけましょう。
テークバック 3つのオキテ
＜オキテ1＞前後左右に頭を動かさない
＜オキテ2＞右足側面に壁を作る
＜オキテ3＞下半身を動かしすぎず軸を保つ
◆テークバックでスエーは大敵
“スエー＝軸回転ができていない”と考えましょう。試しに、アドレスしたら右足の横にクラブを立てかけます。バックスイングを行い、クラブが倒れなければＯＫ。クラブが倒れたらスエーしています。
クラブを足に添えて試してみて！
◆テークバックでは両膝の動きに注意
テークバックでは膝の向きに要注意。右膝は位置を変えずに、膝頭を右へ回していきます。同時に、左膝は地面に向けます。こうするとスエーを防ぐことができ、体の右サイドにスペースが生まれ、スムーズにクラブが上がります。
スエー防止として右太モモの内側に力を入れるのはＮＧ（写真左）。腰の回転がスムーズにできないため、逆にスエーの原因となります。膝を回す感覚を練習しましょう。
◆イ・ボミプロ／profile
1988年生まれ。韓国出身。延田グループ所属。2011年に来日し、15〜16年には2年連続の賞金女王となる快挙を達成。「スマイルキャンディ」の愛称で親しまれ、多くのファンに愛された。日本通算21勝。昨年10月の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」を最後に、惜しまれつつ日本ツアーを引退。
Regina2024秋冬号より転載 撮影・写真提供／高橋淳司、Getty Images 取材・文／山西英希
