とうとう始まりました、国内女子ツアー開幕戦! 先日行われた「ダイキンオーキッドレディス」で、比嘉真美子プロがトータル5アンダーで今季初優勝、通算5勝目を地元で飾りました! 比嘉プロといえば、なんといっても平均254ヤード超えの飛ばし屋として有名ですね。そんな彼女のスイングは、安定した下半身と力みのない上半身の動きが特徴。手の力を使わずに振りぬくカラダの使い方を学びましょう。
ドライバー選びは恋人選び!? メンクイ女子が選んだ最旬“イケメン”クラブはどれ?
「ボールに当てようとすると1000%飛びません!」by 比嘉プロ
アドレスでは上半身と頭が一直線に
安定感が出るワイドスタンス。カラダのやわらかい比嘉プロ曰く「もっとも落ち着く幅」。ただし、カラダが硬い人は捻転不足になりがちなので、狭めにするなど自分に合う幅を見つけましょう。そして、ヒザはやや深く曲げて構えるタイプ。どっしり構えていながら余計な力が入っていない。首が前に曲がってなく、上半身と頭が一直線になっている点を見習って。
大きな捻転差を作ったトップ
上半身の回転量(やわらかさ)に目が行きがちですが、下半身の力強い構えが大きな飛距離を生むポイント。左ヒザを曲げ、右ヒザを伸ばすようなイメージをもって。もうひとつのポイントは左腕の、地面に対する角度。高く上げようとしているわけではなく、むしろフラットな位置に。カラダを回すことで手とクラブが勝手に振られるスイングでは、この位置に自然にきます。
ダウンスイングでは腰が先行、上半身の前傾もほとんど変わらず
インパクト前で腰の回転が先行しているのは、腰の動きを止めていない証拠。ダウンスイングからは左ヒザを伸ばしながら右ヒザを曲げる意識があると、パワーが出ます。そして、上半身の前傾がほとんど崩れず、頭の位置が変わらない。下半身のアクションを大きめに使うことでパワーが生まれています。
フォローは一気に振り抜いて高い位置に
クラブを振る意識が生むフォローの高さに注目。左足でしっかり仕事を受けとめ、一気に振り抜くことで高いフォローが生まれます。
ピタっと閉じた両モモに注目
大きな振りなのに、バランスのいいフィニッシュ。上半身にムダな力が入らず、下半身主体で振っているのでバランスが崩れないのです。そしてもうひとつ注目したいのが、両モモがピタッと締まっていること。下半身のパワーを使っている証拠です。
比嘉真美子(ひがまみこ)
1993年10月11日生まれ。沖縄県出身。身長161センチ。O型。11歳からゴルフをはじめる。2012年プロテスト合格。趣味は相撲観戦とマンガ。2018年度賞金ランク4位、ドライビングディスタンス3位。今年の国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で今季初優勝、通算5勝目。TOYO TIRES所属。
オフィシャルサイト
http://mamikohiga.pargolf.co.jp
Regina2019春号 P123の記事より抜粋
撮影/福田文平、取材&文/たかはしよし子