【テレサ・ルー連続写真】美スイングを目指すゴルファー必見!身体の回転で飛ばすドライバースイング解説

飛距離が伸びる! カッコいい! マネしたい! ゴルフをする女性なら誰もが憧れる人気女子プロゴルファーたちのスイングを、連続写真をもとにプロコーチ・大西翔太氏が解説。女性ゴルファーにもマネできるポイントも教えてもらいました!

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◆軽く振っているように見えて251.51ヤード! (ドライビングディスタンス5位)

◆腕とカラダが同調したコンパクトで美しいスイング

スイング中、つねに手の位置がカラダから外れることなく、距離も変わらないコンパクト気味なスイング。腕とカラダが同調し、しっかり回転して打っているのが、テレサプロの特徴です。

力んでいる感じがないのに飛ばせるのは、手を使わずカラダを使っているから。美しいスイングを目指すなら、テレサプロをマネするといいでしょう。

カラダ全体が一体感をもった美しいアドレス

肩幅より少し広いスタンスで、腕とカラダの一体感を、この時点で感じられます。いい“気”の流れ、絶妙な力感があり、ここから始まるゆがみのないスイングを予想できます。

コックをまったく使わず、上体を捻転

背中が目標方向に向くほど、捻転しています。コック、いわゆる手首を使わなくても大きく飛ばせるのは、足の裏、ヒザ、腰、腹筋、背中というカラダ全体をしっかり使っているからです。

捻転してもクラブが垂れないコンパクトなトップ

カラダがしっかり捻転しているのに、ヘッドが右に垂れていないのは、体幹がしっかり使えているから。体幹を使えないとヘッドが垂れてオーバースイングになり、結果振り遅れてミスになります。

左に体重が乗り、手がカラダの近くを通る

手を使わず、カラダの左サイド主体で回転しながら、バックスイングでつくったパワーをボールに伝える動きをしています。重心は左足、右足はしっかり地面を蹴っています。

手元が浮かず、手がカラダの近くを通っているのはマネすべきポイントです。

クラブとカラダの使い方がパーフェクト

トップから左サイドを動かし続ける一連の動作が完ぺき。ここでも手を一切使っていません。再現性の高い、勝負所に強いスイングです。

フォローでも腹筋を使い、おなかを回している

ここでもカラダの左サイドを主導にしながら腹筋を使ってお腹を回しています。グリップエンドもお腹を指したまま。手を一切使っていない証拠です。

上体が脱力した美しいフィニッシュ

一連のよどみない動きを終え、うまく脱力しています。腕に力が入りすぎる人は、フィニッシュで上体が止まり、背中をここまで回転することができません。

ぜひ、テレサプロのそれぞれのポイントをイメージして、スイングしてみてください。

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◆教えてくれたのは…

指導/大西翔太プロ
1992年生まれ、千葉県出身。ティーチングプロ。青木瀬令奈プロのコーチ兼キャディとしてツアーに帯同する傍ら、女性やジュニアなど、幅広い層のアマチュアにもレッスンを行う。「ゴルフをメジャースポーツに☆」がモットー。(インスタグラムアカウント @shota.ohnishi

テレサ・ルー プロ
1987年生まれ、台湾出身。164cm。11歳でゴルフを始める。2011年から日本ツアーを主戦場にすると、13年「ミズノクラシック」で初優勝。16年の「リオ五輪」では台湾代表で出場。同年、日本と台湾のハーフで日本国籍の男性と結婚。ツアー通算16勝。2019年度賞金ランク23位。クラブ/キャロウェイ ウェア/グリップインターナショナル 所属/太陽生命。

取材・文 たかはしよし子