◆連続素振りのような柔らかいスイングが、方向性&安定した飛距離を生む
いきなりテークバックに入るのではなく、まるで連続素振りをしているかのような力感のなさでスイングを始動しています。柔軟性を生かし、トップでは腕をゆるませて両手がスタンスの真ん中にくるまで上げているのが特徴です。そこからボールを払い打つようにクラブを下ろした後、フィニッシュまで力まずに振り抜きます。無駄な動きがないため、方向性が正確で、常に安定した飛距離を生み出します。
◆START◆スイングの始動もフォローから始める雰囲気
フォローからの巻き戻しのようなイメージでクラブを上げていく
トップでは左腕をゆるませて両手をスタンス中央まで上げている
ダウンスイングでは先に腰を正面に向けてからクラブを振り下ろす
インパクトでは力感を出さず、あくまでもスイングの通過点にする
ダウンスイングからの自然な流れで体を回転し、腕を振っていく
◆FINISH
古江彩佳プロ/プロフィール
2000年生まれ、兵庫県出身。153cm。O型。富士通所属。海外ツアー通算1勝。国内ツアー通算7勝。2023年世界ランキング19位。LPGAツアー賞金ランキング29位(2023年4月19日現在)
◆解説してくれたのは…阿河徹プロ
あが・とおる/1976年生まれ。21歳で渡米し、サンディエゴゴルフアカデミーで最新のスイング理論を習得。帰国後は藤本佳則プロや塩見好輝プロらのツアープロコーチとして活躍。
Regina2023初夏号より転載 取材・文/山西英希 撮影/福田文平、Getty Images