◆飛距離が欲しい高身長でフィジカルの強い人のお手本
高身長+強いフィジカルによる非常にアスリート的なスイング。上半身と下半身の捻転差も使うので、柔軟性が必要で難易度は高いですが、身長の高い人はまねできるポイントもあります。まずはアドレスの形。飛ばし屋なのに肩の力がとても抜けていますね。飛ばそうとするとつい力んでしまうので、ここはぜひ心がけてください。また、前傾角度を最後までキープしているところも見習いましょう。もうひとつは、トップでの左手の角度。腕と左手首の角度が一直線になっています。自分のトップと見比べて、意識してみましょう。
◆START◆
肩を脱力し首を長く保つ。腰の位置は高い
フェースとボールが見合ったまま始動。アドレス時の腕と肩の三角形をキープ
胸椎を回し体の回転でテークバック
腕と左手首の角度が一体化して一直線。左手の甲が背屈すると、フェースが開きがちに
前傾角度を崩さずにインパクトを迎える
前傾角度を崩さずにインパクトを迎える。前傾角度をキープしたまま フィニッシュまで持っていけるのは、柔軟性が高いから
◆FINISH◆
◆原英莉花プロ/プロフィール
1999年生まれ、神奈川県出身。身長173cm。NIPPON EXPRESSホールディングス所属。国内ツアー通算5勝。メルセデス・ランキング62位(’24年4月16日現在)。
◆解説してくれたのは…大西翔太プロ
おおにししょうた/1992年生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。PGAティーチングプロ。青木瀬令奈プロ、澁澤莉絵留プロら女子プロのキャディ兼コーチを務める。YouTube『大西翔太GOLF TV』も好評で、著書『軽く振ってきれいに飛ばす!! 飛距離アップの正解』が発売中。
Regina2024初夏号より転載 取材・文/たかはしよし子