今年、大活躍した“黄金世代” (1998年度生まれ)と呼ばれる選手の中でも実力はお墨つきの勝みなみプロ。アマチュア時代にプロツアーで最年少優勝を果たし、一躍注目を浴びる存在となり、その後もトップ街道まっしぐら。2018年の「大王製紙エリエールレディース」ではプロ初優勝を果たし、平均パット数ではあの鈴木愛プロに次ぐ2位! そんな彼女がReginaのためにパッティングの極意を教えてくれました!
びっくりするほどカラダが動かない! 『勝つ』ためのストローク
ジュニア時代から多くの試合を勝ち抜いてきた勝プロの、ムダな動きがまったくないパッティングを見習いましょう。
<1>構えたときの腕と肩の五角形を最後までキープして、ショルダーストロークする
<2>肩の動きでストロークすることで、ヘッドをまっすぐ出せて狙ったところに打てる。
<3>首筋と下半身のポジションがアドレスからフィニッシュまで動かない
■POINT1 支点は首のうしろ
目標に真っすぐ打つためには、ムダな動きをしないアドレスが大切です。そのための動きの意識は首のうしろを支点にすること。ここを中心に動かす意識をもつことで、手や肩、腰などの余計な動きが抑えられます。
■POINT2 両ワキを開かない
構えたところでインパクトすることが最重要。そのために力まない程度に、軽く両ワキを締めるようにしています。ワキが開いていると、手首が悪さをしやすくなります。結果、引っかけたり押し出したりのミスにつながります
■POINT3 スタンスは少しオープン
スタンスは、これが正しいということはありません。重要なのは真っすぐ打てるかどうか。私は右に打ち出す感覚が好きなので、少しオープンぎみに立っています。いろいろ試して、いちばん真っすぐ打てるスタンスを見つけてください
Regina冬号 P114から抜粋
撮影/米山聡明 取材&文/たかはしよし子