今日は調子がいいなと思っても、いきなり1ホールで大叩き。「あのホールの10打さえなければ…」とタラレバを繰り返しているなら、一度自分のプレーを振り返ってみて。林の中だったりバンカーだったり、難しい状況から何も考えずに打っていませんか?
いったんハマりだすと抜け出せない理由は、ひとつのミスショットで動揺してしまうから。ミスが出たときほど、冷静に自分ができることをきっちりするのが大切です。今回は、ハマりがちなパターンを例に上げながら、正しい対処法を教えます!
【あなたならどうする?!】正しい状況判断でピンチを切り抜けよう!
【Case1】125ヤードのやや打ち上げのPAR3。何番で狙いますか?
- 大きめのクラブをチョイス
- 距離通りのクラブでフルスイング
- 届かないクラブで手前狙い
正解は【1.大きめのクラブをチョイス】
ぎりぎりの距離を届かせようとすると、どうしても体に余計な力が入ってミスが出やすくなります。奥に外すと難しくなると思いがちですが、距離に対して1番手ほど大きいクラブでも、グリーンを外れるほどオーバーはしないはず。しかも打ち上げのホールなら、飛びすぎる心配はありません。また、アイアンよりもショートウッドやユーティリティの方が、ボールが上がってくれるのでおすすめです。
ポイト【3.届かないクラブで手前狙い】も、方向次第ではアリ!
「3.届かないクラブで手前狙い」も、間違いではありません。ただ、狙う場所が重要になります。短いクラブを持っているのに、知らず知らずのうちにピン方向に打ってしまうということはありがちなこと。刻む場合は、安全な場所を見つけ出し、しっかりそこに向いてアドレスをすること。そして、ピン方向は考えずにスタンス通りの方向に打ち出していきましょう。また、どの番手を持ってもグリーンまで届かないという人も、手前の安全な場所に打っていく3番をチョイスすると、大叩きすることはなくなるはずです。
アドバイス【ティアップはできるだけフラットなライを選ぼう!】
PAR3はティアップできる上に、ライがフラットな場所も選べます。なんとなくティアップするのではなく、できるだけ足場の状態が良い場所を選んでティアップしましょう。また、ミスショットの傾向としては、左へ飛ぶミスは距離が出て、右へのミスは距離が出ない傾向があるので、グリーン左側から奥にかけてのOBや右手前のバンカーなどのハザードには注意しましょう。
Regina特別編集 女性ゴルファーのためのスコアアップBOOKより掲載