今日は調子がいいなと思っても、いきなり1ホールで大叩き。「あのホールの10打さえなければ…」とタラレバを繰り返しているなら、一度自分のプレーを振り返ってみて。林の中だったりバンカーだったり、難しい状況から何も考えずに打っていませんか?
いったんハマりだすと抜け出せない理由は、ひとつのミスショットで動揺してしまうから。ミスが出たときほど、冷静に自分ができることをきっちりするのが大切です。今回は、ハマりがちなパターンを例に上げながら、正しい対処法を教えます!
【あなたならどうする?!】正しい状況判断でピンチを切り抜けよう!
【Case2】右ドッグレッグのPAR4。ティショットはどこを狙う?
- 右端の最短ルート狙い
- フェアウェイのセンター狙い
- 左端を狙って遠回り
正解は【3.左端を狙って遠回り】
最短ルートの右端を狙いたくなるというあなたは要注意です。どうして右端のコーナーを狙うとダメなのか? 答えは、距離的にコーナーまで届かないので、2打目でグリーンが狙えなくなってしまうからです。
2打目を打ちやすくするためには、遠回りをしてでもフェアウェイの広い方を狙うべし。同伴プレーヤーが男性の場合、飛距離が違うので、打つ方向を惑わされないように注意しましょう。
右ドッグレッグの場合は、右端から狙うとフェアウェイを広く使うことができます。ただボールを打つだけでなく、ティグラウンドでフェアウェイが最も広く見える場所から打つことが大切です。
ポイント【ティアップの位置を工夫して、フェアウェイを広く使おう】
今回の正解は3番でしたが、ドッグレッグホールに限らず、フェアウェイを広く使うことは、大叩きしないためにはとても重要です。
例えば、左がOBのときはティアップはティマークの左端からフェアウェイセンターを狙います。アドレスしたときにフェアウェイが広く見えるというだけで、ミスの確率は減るものです。できるだけ自分にプレッシャーをかけない状態を作ることが大切です。
アドバイス【フェアウェイセンターの吹き流しに注意】
よくフェアウェイのセンターに黄色や赤などの旗が立っています。これは、レギュラーティから230ヤードとか、コースによって違いはありますが、前の組との距離を測る目安と、打っていく方向の目印としておかれています。
ただし、レディスティはレギュラーティよりもかなり前で、しかも右端や左端だったりするので、単純にこの吹き流しのを方向の目安にするのは危険です。
「レギュラーティからはあの方向なんだな」と確認する程度にとどめましょう。
Regina特別編集 女性ゴルファーのためのスコアアップBOOKより掲載