男子ツアーでも1、2を争うイケメンの塩見好輝プロが、パッティングに悩みを持つ女性ゴルファーに贈る特別レッスン。第9回の曲がるラインの打ち方です。
ストレートなラインならオーケーの距離に寄せたり、カップインすることがあるものの、曲がるラインになった途端、ボールがカップに寄らなくなった経験はありませんか?
曲がるラインには、曲がるライン用の打ち方があるんです。ぜひ頭の中に入れておきましょう。
◆どんなに曲がるラインでも、打ち方はストレートラインと同じ!
例えばグリーンが右に傾斜しているなら、ボールは確実に右へ曲がります。つまり、カップインさせるには、カップの左にボールを打ち出さなければいけません。
ところが、アドレスではカップの左に向かって構えていても、いざ打つとなると、カップに向かってヘッドを出そうとします。その結果、ボールはカップに向かって転がっていき、カップの右に外れます。
しかも、フェースが開いた状態インパクトを迎えるので、よけいにボールに右回転がかかり、どんどん右に曲がります。これが、曲がるラインを外す一番の原因です。
右に傾斜していると判断したら、どれぐらい右に曲がるのかを予想しましょう。カップ一つ分なのか、2つ分なのか、あるいは5つ分なのか、ボールが転がっていく様子をイメージします。
曲がる度合を決めたら、あとはそこに対して足、腰、肩といった体のラインをスクエアに合わせます。ボールのすぐ先に目印を探し、ストローク中は見つけた目印の上を通過させることだけを考えてください。
曲がるラインでカップを外したら、がっかりする暇はありません。必ずボールがどのように転がっていくのかをチェックしましょう。右に曲がっていたなら、返しのパットでは左に曲がるからです。
その際、ボールが転がるスピードもチェックしておけば、距離感もつかめます。したがって、曲がるラインにおいてショートすることだけは禁物です。
撮影協力/南総カントリークラブ