大王製紙エリエールレディスオープン」で2位となり、賞金女王に王手をかけた鈴木愛プロ。23日(木・祝)から始まる、最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は、鈴木プロのプレーから目が離せそうもありません。テレビの前で応援しながら、パッティングにも注目してみましょう!
ストロークを安定させるコツと不調時の克服法
下半身をしっかりと固定し、背中の大きな筋肉でストロークする
「どんなイメージで打つかは人それぞれですが、私は下半身を固定し、背中の大きい筋肉を動かす感覚で打っています。そのほうが、自分のイメージどおり正確に打てるからです。『肩と腕の三角形(または五角形)を崩さないように』と、よくいわれますが、そのイメージで打つと重心が前になりがちで、手元がブレやすく、ミスを招きやすくなります。どんなときも同じストロークをキープするには、肩ではなく背中で打つように意識することがポイントです」
調子が悪いと思ったら、握り方を変えてみて
「調子が悪くなると、インまたはアウトに引きすぎることがあります。私もそうですが、特に利き手が右の人は、右重心でクラブを引きがちで(パットの理想は左重心)、スタンダードなグリップだとインパクトからフォローにかけて左ワキが詰まりやすいんです。クロスハンドの方が真っすぐ引いて真っすぐ振れる。練習でこの感覚を取り戻します」
常に安定したストロークを体に覚えこませて、調子が悪くなったときにすぐに軌道修正できるようになれば、パット数もだいぶ減るようになるはず! 次回はパター選びのポイントをお伝えします。