片岡大育プロ直伝・冬の飛距離アップ大作戦!【8】背骨の傾きを意識していますか?

片岡大育プロによる“飛ばし”レッスン。フェアウエーウッド編2回目は、あおり打ち防止がテーマです。フェアウエーウッドで飛距離を稼ぐうえで、ボールをすくい打つようなあおり打ちはマイナスポイントになります。あおり打ちを防ぐには、アドレスでの背骨の傾きに注意してみましょう。

◆アドレスした後に腰から上を左に傾けてみましょう

あおり打ちになる人は、ダウンスイングからインパクトにかけて右足に体重が多く乗っています。その結果、スイングの最下点を過ぎてからボールにクラブヘッドが当たり、トップやチョロが出てしまいます。逆転の発想で、ダウンスイングからインパクトまで左足に体重が多く乗っていれば、自然とあおり打ちは直り、しかもダウンブロー気味にクラブを下ろしてくることができるわけです。

体重が右足に多く残っていると、スイングの最下点を過ぎてからインパクトを迎えやすいので、あおり打ちになります

左足に体重が多く乗っていれば、ダウンブローで、しかもスイングの最下点でボールをとらえることができます

バックスイングで右足に乗せた体重を、ダウンスイングでは左足へ移動することは難しいと思うかもしれません。それならば、アドレスしたときから、左足に体重を多く乗せてみてはどうでしょう? 左足に6割、右足に4割の体重配分で構え、その配分を変えずにクラブを上げて下ろせば、自然とインパクトでは左足体重になります。

トップでも左足体重をキープしておき、そのままの体重配分でクラブを下ろすと、インパクトでも左足体重になります

体重を左足に多く乗せることができない人は、背骨を意識してみましょう。腰から上を少し左に倒すんです。左肩を下げ、背骨を左に傾けるイメージですね。これだけで、自然と体重は左足に多く乗ります。逆に、あおり打ちの人は、右肩を下げて、背骨が右に傾いていると考えるべきです。

アドレスでは腰から上を左に倒し、背骨を少し左に傾けると左足体重になります。反対に、背骨を右に倒すと右足体重になります。