今年の賞金女王、鈴木愛プロのパターレッスン 最終回
賞金女王に輝いた鈴木愛プロ、おめでとうございます!3日目まではちょっぴりヒヤヒヤしましたが、最終日は、見事なパッティングで締めくくり、賞金女王にふさわしいプレーを見せてくれるとともに、パターの重要性を体現してくれました。鈴木プロのパターレッスンは今回で最終回。プロの練習法をマスターして、私たちはパタークイーンを目指しましょう!
前回までのおさらい
【POINT1】ボールの回転を見届ける
真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出せるかを判断するために、インパクト後もボールを目で追う。正回転になるまで何度も練習する。
【POINT2】カップの奥のカベに当てる
手前でカップに嫌われないよう、練習では強めに打つことが大切。
【POINT3】背中の筋肉でストロークする
肩甲骨を中心に背中全体の筋肉で打つことをイメージ。下半身はしっかり固定して軸がブレないように安定させる。
【POINT4】ときにはグリップを変えてみる
調子が悪いなと思ったら、握り方を変えて基本のストロークに戻す。インに引く傾向が出たら手を逆に握るクロスハンドに変えて、真っ直ぐ引ける感覚を取り戻す。
練習のときだけパターを変える
「試合で使うパターはいちばんイメージの合うピン型ですが、調子が悪いと感じたときは、練習するパターを変えることもあります。エースパターで打ち方を変えて練習すると、試合中のイメージを崩す危険があるからです。打ち方を考えるのではなく、それぞれのパターの特性を利用することで、自然にストロークを調整する。この方法は、みなさんにもおすすめです」
鈴木プロの練習パターとそれぞれの特性
〈L字型マレット〉
インに上がりすぎるのを修正しようとして、逆にアウトに上がるときは、アウトに引けないL字型を導入してイン気味に引けるよう矯正。
〈センターマレット〉
ピン型で陥りやすい、インの軌道を修正できる。また、芯を外すと方向性がブレやすいので、自分のミスがわかりやすい。
〈ピン型パター〉
鈴木プロのエースパター。ピン型はフィーリングが伝わりやすいのが最大の魅力。ただ開いて閉じるというアークが大きいため、インに引いてインに閉じがち。
鈴木プロパッティングルーティン
鈴木プロが練習で行なう基本のパッティングルーティンを公開。素振りのときにタッチを決めたら、そこにしっかり打ち出すことに専念しているそうです。