ショットは上達しているのになかなかスコアが縮まらない。気持ちはピンに向かっているのにボールが届かない…。そんなゴルファーは攻め方に勘違いがあるのかもしれません。今回は具体的なコース戦略の立て方の第2回です。教えてくれるのは平野裕美プロです。
◆どう攻める?03 パー4/350Y グリーンが見えない右ドッグレッグ
【A】ドライバーでコーナー内側を狙う
【B】ドライバーで左バンカー方向を狙う
ティイングエリアからコース全貌を見渡せないドッグレッグホールは、慎重に攻略する必要があります。ショートカットを狙いたくなりますが、進行方向に木がせり出していて、2打目にグリーンを狙えないどころか、木に当てて大トラブルになる可能性も。ドッグレッグホールではコーナー狙いを避け、少し遠回りでも2打目に広い視野を確保するのが正解です。
正解は…【B】! セカンド地点でグリーンを正面から捉える
【A】だと…コーナーの木に当たるリスク大!
★注意したいのは・・・Sタイプ!
◆どう攻める?04 パー4/残り150Y ピンは左ラフの先、左サイド
【A】FWでピン方向に打つ
【B】右を向いて、ラフに届かないクラブで打つ
セカンドでグリーンに近づけたいし、ラフといってもボールはあまり沈んでいないから大丈夫! は大叩きのもと。再びラフに入る可能性が高いからです。グリーンに乗る確率が低い場合、「できるだけ近づける」という考え方をあらため、ラフから脱出することを優先しましょう。その際、反対側のラフに絶対届かないクラブを選択するのがコツです。
正解は…【B】! 確実にフェアウェイに戻す
【A】だと…再びラフに入りやすい
★注意したいのは・・・中間タイプ!
レジーナ2019年冬号より 撮影/内藤サトル イラスト/岩井勝之 デザイン/ohmae-d 撮影協力/静ヒルズカントリークラブ