2年連続賞金王・今平周吾の単純明快レッスン 「アベレージゴルファーがスコアを10打縮める12の秘策」 【5】8番アイアンでのパンチショットを覚えよう!

2年連続賞金王のタイトルを獲得した今平周吾プロが行う単純明快レッスン。第5回のテーマは8番アイアンでのパンチショットです。難しいと思うかもしれませんが、ボールの位置を少し変えるだけで、意外と簡単に打てるものです。ポイントを振り過ぎないことですが、マスターしておくといろんな場面で使えるのでスコアアップに役立ちます。

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◆インパクト後はフェースを返さずに振り抜きましょう!

私は8番アイアンで150~160ヤードの距離を打ちますが、140ヤードでもアゲンストのときは9番アイアンではなく、8番アイアンを選択します。なぜなら、ボールが高く上がると風の影響を受けて飛ばないからです。もちろん、8番アイアンで普通に打っても高く上がるので風の影響を受けます。そこで、低弾道でボールのスピン量を抑えた打ち方をします。よく言われるパンチショットです。ポイントはアドレスです。通常はスタンスの中央にボールをセットしますが、それよりもボール1個分右に寄せて構えましょう。

スタンスの中央よりもボール1個分右に置くことで、自然とロフトが立ってきます。両手は左足太モモの前にセットしましょう

8番アイアンに限らず、通常のアイアンショットではボールをスタンスの中央にセットします

バックスイングでは上体を捻転することでクラブを上げます。胸を右に、背中を目標に向けるイメージです。ポイントはクラブを上げ過ぎないこと。両手が右肩よりも少し上がったところがMAXです。それ以上振ると、アゲンストでも飛距離が出るので気をつけましょう。ほかのショットと同じように上体の前傾角度をキープしてください。

バックスイングでは両手を右肩の高さに上げるイメージを持ちましょう。実際は右肩よりも少し高い位置まで上がります

手だけでクラブを上げずに、目標に背中を向けるつもりで上体を捻転します

通常のショットと同じバックスイングの大きさだと、ボールが飛びすぎるので気をつけましょう

ダウンスイングでは回した体を元に戻すだけです。アドレスの形を再現するつもりでインパクトを迎えましょう。インパクト後は、両手が胸の前にくるぐらいまで振り抜けば十分です。フェースを返そうとせずに、肩と両腕でできる三角形を崩さずに振り抜くのがポイントです。

回した体を元に戻して、アドレスの形をインパクトで再現します

両手が胸の前にくるぐらいまで振り抜けば十分です

インパクト以降でフェースは返しません。肩と両腕できる三角形を崩さずに振り抜きます