いつもなら普通に届く距離なのに、池越えだけはビビってチャポン。ボールはなくなり、やる気もなくなり、とにかく悲しい…。いっそ池を埋めちゃいたいけど、それは無理。ビビらない方法ってあるんでしょうか？
今回も、アドレスについて。ぜひチェックしてくださいね！
◆緊張を解きコンパクトに構える
いいラインから池ポチャしてしまう最大の原因は、プレッシャーで体が動かなくなることです。だから打つ前に力を抜いて緊張を解きましょう。打順を待つ間にゆっくり深呼吸し、アドレス前には、その場で数回軽くジャンプすることをおすすめします。ジャンプすると下半身に力が移って状態が適度に脱力できるんです。
池を越えたいので高く上がるボールをイメージしますが、上を見すぎると右肩が下がって、すくい打ちになりやすい。トップやチョロの原因になるので、目線はフラットからやや下向きにしましょう。池が近く水面が見えてしまっても、怖がらずに目線を下げてください。
また、軸を真ん中に置きたいのでスタンス幅は肩幅が目安です。すくい打つクセがある人は6:4で、やや左足体重にするといいでしょう。それでも不安ならクラブを一番手上げて、グリップを短く持って構えましょう。
◆アドレスのコツ1～セットアップ前に深呼吸とジャンプをする～
池を前に緊張し、体が固まるのも池ポチャの原因なので深呼吸してリラックス。さらに、その場で２～３回軽くジャンプすると、重心が下がって自然に上体の力が抜ける
◆アドレスのコツ2～スタンスは肩幅やや左足体重にする～
ボールの位置は真ん中。軸が横ブレしないようにスタンスは肩幅より広くしないのが目安となる。やや左足体重にすると、すくい打ちの予防にもなる
◆まだ不安なら～番手を上げて短く持つ～
それでも不安を感じるようなら、アドレスを解き持ち替えよう。飛びすぎないようにグリップを少し短く持って構えれば気持ちも楽になる
◆教えてくれたのは…
浅地洋佑プロ 1993年生まれ。2012年にツアーデビュー。昨年5月の「ダイヤモンドカップ」で初優勝。9月には「ANAオープン」で2勝目も挙げた今後の活躍が期待される実力者
ALBA TROSS-VIEW 792号掲載 写真／田中宏幸 構成／岸和也 取材トーナメント／三井住友VISA太平洋マスターズ
