目澤秀憲ツアープロコーチは、アジア勢初のマスターズ制覇という偉業を成し遂げた松山英樹プロ、有村智恵プロ、河本結プロのスイングコーチを務めています。教わるのは、ゴルフ女子に苦手という人が多い「ドッグレッグ」の攻略法です。さっそくチェックしていきましょう♪
松山英樹のスイングコーチ直伝!Regina読者苦手NO.1の池・谷越え対策【“考える”ティショット】
◆ティーイングエリアを有効に活用する
ドッグレッグはできるだけフェアウェイを広く使いたいので、スライサーの人は右ドッグレッグではティーイングエリアの右端にティアップしてフェアウェイ左サイドを狙います。ボールが真っすぐ飛んでもフェアウェイ左をキープできますし、イメージ通りに右に曲がってもフェアウェイ右をとらえられます。同様に左ドッグレッグではティーイングエリアの左端にティアップしフェアウェイ右サイドを狙いましょう。フッカーの人は狙い所が違うので要注意。
◆レディスティからこう見える! コーナーが近くに感じる
飛ばし屋の人はコーナーを越えられそうに感じるため、ショートカットを狙う無理な攻め方をしがちです。コーナーまでの距離を確認し、確実にボールをフェアウェイに落とす攻め方を第一に考えましょう。
◆目澤コーチに教わる「ドッグレッグ」POINT
【1】狙いを明確にしてティアップする場所を変える
右ドッグレッグはティーイングエリアの右端にティアップして、フェアウェイの左サイドを狙うのが基本。フックする人はティーイングエリア左端からフェアウェイ右を狙います。
スライサーはティーイングエリアの右端にティアップをしてフェアウェイの左を狙う
フッカーはティーイングエリアの左端にティアップをしてフェアウェイの右を狙う
【2】マン振りは厳禁!
ドッグレッグホールではショートカットを狙うあまり、つい大きなスイングになりがちです。リキむとそれだけミート率が下がり、真っすぐ飛ばないので気をつけましょう。
◆教えてくれたのは…目澤秀憲(めざわひでのり)ツアープロコーチ
<目澤秀憲(めざわひでのり)・プロフィール>…日大ゴルフ部で腕を磨いた後、米国に留学。16年にレッスンプロの資格であるTPI(Titlist PerformanceInstitute)Level3GOLF&JUNIORを取得。河本結、有村智恵を指導。松山英樹ともコーチ契約を結ぶ。
Regina 2021 春号掲載 撮影/福田文平 取材・文/山西英希 取材協力/南総カントリークラブ