「なかなかスコアがよくならない……」。そんな悩みをもつあなた。18ホールをただ漠然とラウンドしていませんか?じつはパー3とパー5はチャンスホール。この8ホールを賢く攻めれば100切りもできるはず!
◆パー3とパー5をボギー以内でまとめれば100切りできる!
◆“どの番手でどこに打つ?”を、意識することが大切!
スコアアップには、〝どこに打ちたいのか? どの番手を持つべきなのか?〟という状況判断が、技術のスキルアップと同様に重要です」 と言いきるのは、ティーチングプロA級ライセンスをもつ中村英美プロ。100切りできない女性の多くは、判断ミスでスコアを落としているのだとか。
「それはとてももったいないこと」と言う中村プロに、攻略のヒントを教えてもらいました。
「少し考えるだけで、ムダな1打は減らせるもの。とくに、短いクラブで打てるパー3と、6回打ってもボギーのパー5は、18ホールに8ホールもあるチャンスホール(※)。欲張らずに確実にボギーで上がるジャッジをすれば、8打はすぐに縮まりますよ!」
※コースにより、8ホールから前後することもあります。
◆「欲張らずに“ボギー狙い”がうまくいけばパーも期待できます!」中村英美プロ!
◆パー3、もっとも賢い攻め方はどれ?
たとえばこんなパー3。さて、あなたならどう判断しますか?
◆ティショット…2グリーンの左グリーン。ピンはセンター手前
(1)2グリーンの間を狙う
(2)グリーンのセンターを狙う
(3)ピンを狙う
◆2ndショット…グリーンを外してカラーで止まった
(1)1ピン以内にパターで寄せる
(2)ウェッジでカップを狙う
(3)ウェッジでとりあえず乗ればよし!
答え合わせは次回!
◆中村英美プロ プロフィール
PGA・A級ティーチングプロ。2021年、PGA史上初の女性ティーチングプロ第一期生となる。幅広いゴルファーへのレッスンをはじめ、女子ゴルファーのキャスティングやコンペ・イベント企画を運営する「V・J ・Golf」主宰。ベストスコアは65。インスタアカウントは@hidemi_golf
2022年Regina春号より転載 撮影/村上悦子 イラスト/佐藤信男 エディター/たかはしよし子 撮影協力/栃木ヶ丘ゴルフ倶楽部