ここ最近、試合でよい成績を残している好調のプロたちに、試合中にひらめいたこと、試して成功したことなどを聞いてみました! 今回は、「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で好成績を出した4人のプロが答えてくれました!
【松田鈴英プロ】 ピンを狙う際にメリハリをつけたらパーセーブの確率が高くなった
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント最終日「64」をマークして自己最高の単独3位でフィニッシュした松田プロ。「今までは番手に関係なくピンを狙っていたので、グリーンを外したときに難しいアプローチが残り、ボギーを叩く傾向がありました。この試合ではウェッジ以外のクラブで打つときは、ピンの位置に関係なく、セーフティゾーンにボールを落とすように心がけたことで、比較的寄せやすいアプローチが残り、パーセーブの確率が高くなったので好スコアにつながったと思います。」
【原英莉花プロ】 グリーンの速度が速いときは右手の人差し指を伸ばす
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント自己最高順位に並ぶ7位タイの原プロ。「これまでパッティングのときはノーマルなグリップで握っていたのですが、下りのラインやスピードが速いときに、パンチが入ることがけっこうあったんです。それで右手の人差し指を伸ばして握ってみると、パンチが入らずにタッチが合うようになりました。この大会では上りのときはノーマル、下りのときは人差し指を伸ばして打ち分けたらパット数が減り上位にいけました。」
【小野祐夢プロ】 インパクト後に右足で地面を蹴ったら体が止まらず左へのミスが減った
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント初日に67をマークして5位タイになった小野プロ。「ラウンド後半になると疲れてくるのか、ドライバーショットのときにインパクトで体が止まり、左へ引っかけるミスが多かったんです。そのミスを防ぐために、いつもよりインパクト後に右足で地面を蹴る意識を持ったところ、体が止まらず、クラブフェースが急激に返ることもなくなりました。その分、安心してドライバーを振れるようになったのがよかったと思います。」
【宮田成華プロ】 ロフトを立てないように構えたら入射角が緩やかになりショットが安定した
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント初日に「67」をマークして5位タイの宮田プロ。「私は、ハンドファースト気味でクラブフェースのロフトを立て、ボールの上から打ち込むスタイルだったんですが、スピン量が多い分アゲンストに弱いところがありました。この大会では、ロフトを立てずに構えたら、上から打ち込まず、緩やかな入射角でヘッドを下すようになったんです。その結果、スピン量が以前よりも減り、弾道が安定したショットになりました。」
記事・写真提供:週刊パーゴルフ