1ホールで10打の大叩き…なぜかハマっちゃう女性の傾向と対策【3】

今日は調子がいいなと思っても、いきなり1ホールで大叩き。「あのホールの10打さえなければ…」とタラレバを繰り返しているなら、一度自分のプレーを振り返ってみて。林の中だったりバンカーだったり、難しい状況から何も考えずに打っていませんか?

いったんハマりだすと抜け出せない理由は、ひとつのミスショットで動揺してしまうから。ミスが出たときほど、冷静に自分ができることをきっちりするのが大切です。今回は、ハマりがちなパターンを例に上げながら、正しい対処法を教えます!

【あなたならどうする?!】正しい状況判断でピンチを切り抜けよう!

【Case3】ティショットが林の中へ…次のショットはどうしましょう?

  1. 少しでもグリーン方向に近づける
  2. 一度横の広いエリアに出す
  3. 上にすき間があるので上から狙う

正解は【2.一度横の広いエリアに出す】

林の中に入ってしまったら…(イメージ写真/写真AC)

林の中は、ウェアウェイやラフと違って砂地だったり、枯葉の上にボールが合ったりします。このような状況からいつもどおりのショットを打つのは到底無理ですよね。

自信がない場合は、無理をせずにいったん真横の広いエリアに出しましょう。木と木の間を抜こうと思うとプレッシャーがかかりますが、広いエリアに打つなら、いつも通りのスイングができる可能性が高くなります。林の中に入れた時点で1打ペナルティだと割り切って考えましょう。

ポイント【グリーンに近づけるなら、チョイスするクラブに注意】

1番の選択肢も間違いではありませんが、クラブ選択を間違えないようにするのがポイント。例えばグリーンまで50ヤードくらいの距離があったとして、ウェッジなどをもってしまうと、ボールが高く上がりすぎて上の枝にかかってしまいます。

林の中に入ったら、どんなにライが良くてもフルショットはできないと判断して、7番や8番アイアンを短く持ってハーフショットをしましょう。

アドバイス【林の中からは低いボールが効果的です】

3番の選択肢で「上から狙う」とありますが、どんなにすき間が空いていても上からはおすすめできません。ボールを上げるショットはほとんどフルショットしなければならないということ。ライが悪い林の中からはリスクが高すぎるのです。

それよりもロフトが立ったクラブで、コンパクトに振った方が、ミスする確率は減ります。決してボールを上げようとせず、打ったあとに歩き出すくらいの姿勢で、低くヘッドを出していくと、低く打ち出すことができます。

Regina特別編集 女性ゴルファーのためのスコアアップBOOKより掲載