ショットは上達しているのになかなかスコアが縮まらない。気持ちはピンに向かっているのにボールが届かない…。そんなゴルファーは攻め方に勘違いがあるのかもしれません。前回のアプローチ編の続き&パター編をご紹介します。
◆どう攻める?【09】パー3/残り5Y グリーン奥のあごの低いバンカーから
【A】SWを持って小さく振る
【B】パターを使って打つ
正解は…【B】! パターで強めにヒット
バンカーショットはボールを止めるためにある程度の振り幅が必要です。あごが低ければボールを上げる必要はないので、パターで直接ボールを打つ手もあります。ピンが近くて下りだから…とそうっと振ったり、振り幅が小さいと、バンカーから脱出できず、再びバンカーショットになることも。何度か練習して感覚をつかんでおけば、きっと本番で役立ちます。
【A】だと…バンカーから出ない可能性も
ピンがエッジからすぐそばにある場合、SWでしっかり振ることが難しく感じます。ビビってしまうあまり、バンカーから出ないことも。
注意したいのは・・・Mタイプ!
◆どう攻める?【10】パー5/ピンまで上り2Y 6打目でグリーンオン、 2Yの上りライン
【A】ジャストタッチで打つ
【B】上りだから強めに打つ
グリーンオンするまでに失敗が続くと、パターで取り返したいという気持ちが強くなるものです。「これで入ればダボですむ」と思うとコツンと強く当ててしまったり、いつもより早くストロークしてしまったり。調子が悪いときほど「入ればラッキー!」くらいの気持ちで、いつも通りジャストタッチでのぞむほうがベターです。2パットで入れば上出来ですよね。
正解は…【A】! 最後のひと転がりでカップイン
コツンと入れてしまいたい気持ちを抑え、ジャストタッチで。もし手前で止まってしまっても、大けがは避けられます。
【B】だと…オーバーすると下りラインが残り、3パットも!
強めタッチが裏目に出ると、3パットの原因に。思いがけずカップをオーバーし、難しい下りのラインが残ってしまう可能性大です。
注意したいのは・・・Sタイプ!
レジーナ2019年冬号より 撮影/内藤サトル イラスト/岩井勝之 撮影協力/静ヒルズカントリークラブ