最近スコアがまとまらない、なかなか100がコンスタントに切れない、後半疲れてくると急にくずれる…。そんな伸び悩み女子たちに送るカリスマコーチからの応急処置レッスン。今回のお悩みはパター。さて、カリスマコーチはどのように解決するのでしょうか。ぜひ参考にしてくださいね！
アプローチを９時３時の振り子で打つとトップしがち…【カリスマコーチの1ポイントレッスン】
◆ゴルフ女子のお悩み
パターの距離がいまいちつかめず、３パットの嵐です（涙）
◆岩本プロの答え
手先で打たず、肩甲骨で打とう！
◆体が安定して打てているか、打ち方を再チェックしよう
【1】力を抜いて肩下げて！
まず足を閉じた状態で、肩甲骨を後ろに下げ、首を長くするイメージで股関節から前傾を。手は力を抜き、胸をはさむようにだらりと下げてみましょう。これが肩甲骨が使える正しい構え方になります。
【2】手のひらをあわせて押し合う
今度は手のひらを合わせ、左右に押し合いっこ。それがパターを打つときの正しいイメージ。手首を動かして打つのは手打ちなので×。体の軸が安定して打てる前傾姿勢を探って。体で打てば距離感も安定します。
【3】クラブを2本置いたレーンの中で打ってみよう
自分が安定できる前傾姿勢のまま、クラブを2本置いたレーンの中でボールをまっすぐ打ってみましょう。１本の線をイメージしすぎると力が入るので、２本線の間をまっすぐ引いて打つイメージならガチガチにならずにすみます。ボールがきれいな転がり（順回転）をするようにゆっくりリズムよく肩甲骨で。日本人は骨盤の位置が低いので前かがみ気味でもＯＫ。
＜他にもここをおさらい！＞
＊方向性はフェイスの向き
＊距離はテンポ（早いほど近く遅いほど遠くへ打てる）
＊目線の真下にボールを置く
◆教えてくれたのは…岩本砂織プロ
アメリカで学び、現在JGAナショナル強化部会テクニカルコーチ、またオリンピック委員会強化スタッフとして選手の育成に尽力。昨年度より「ゴルフとカラダの融合」をテーマにしたスタジオ「SALTO GOLF 横浜元町 BY SAORI IWAMOTO」を主宰。一般の方からプロゴルファーまで世界基準のレッスンを提供するカリスマコーチ。女性のゴルフの悩みに的確に答えてくれるとリピーターが続出！ この冬には家でできるトレーニング本を出版予定だとか。
撮影／田中駿伍（MAETTICO） モデル／京矢彩希 レイアウト／ohmae-d エディター／武田麻衣子
