今シーズン、初優勝の期待がかかる若手女子プロにスポットを当てた連載企画!今回はショートゲームを武器に活躍した三ヶ島かなプロ。彼女にアプローチのコツを聞きました!
◆スイングの再現性を高める3つのポイント
重視しているのは手打ちをしないこと。体をしっかり回すことでヘッド軌道が安定します。アドレスでは風船を膨らますようにおなかに力を入れてください。上体の力が抜けて、体を回しやすくなります。この力感をフィニッシュまでキープすることで手打ちが防げます。また、スイング中は肩をしっかり回転させることが大切。肩に連動して下半身も正しく動きます。
ポイントはインパクト。アドレス時の肩の向き、手元の高さに戻す意識を持ってください。フォローでヘッドを低く真っすぐ出すイメージを持つと、アドレスとインパクトの形がそろって、入射角が安定しますよ。
【ポイント1】おなかに力を入れてアドレス
風船を膨らますときのようにおなかにグッと力を入れてアドレスする。フィニッシュまで、この力感を変えないことがポイント!おなかの力が抜けると肩や腕に力が入りやすくなる。前傾が崩れたり、手打ちになる原因に
【ポイント2】スイング中は肩をしっかり回す
腕を上げるのではなく、肩をしっかり回してスイングすることを心がけよう。肩が回転すれば下半身も自然に動く。
【ポイント3】フォローは真っすぐ低く出す
ダウンスイングで球を上げようとしたり、手首を使うのはNG。真っすぐ低くフォローを出せばヘッド軌道が安定して自然に球が浮く。
◆教えてくれたのは…
三ヶ島かな みかしま・かな/ランテック所属。1996年生まれ、福岡県出身。昨シーズンは、リカバリー率6位、サンドセーブ率3位とショートゲームを武器に8度のトップ10フィニッシュ。賞金ランキングは自己最高の24位をマークした
ALBAドライバー・アイアン・アプローチぜんぶ女子プロに教わろう! 2021年版掲載 編集/島村涼 撮影/相田克己 岩本芳弘 上山敬太 佐々木啓 鈴木祥 近澤幸司 福田文平 村上航 米山聡明 Getty Images