スコアアップしたいならティショットでフェアウェイをキープすることが鉄則。芝が短く平らなライが多いので、第2打の成功率がグッとアップします。フェアウェイキープをするためにも、ティーイングエリアを有効に活用し、ホールの形状に応じた攻め方を身につけましょう。
教えてくれたのは、アジア勢初のマスターズ制覇という偉業を成し遂げた松山英樹プロや、有村智恵プロ、河本結プロのスイングコーチである目澤秀憲ツアープロコーチ。女性にとってわかりやすいレッスンになっているのでさっそくチェックしていきましょう♪
【絶好調プロのワンポイントアドバイス】松田鈴英プロが、悩んでいたティショットを克服したワケとは?
◆ティショットのお悩み、ありますか?
「真っすぐ飛ばして狙い所に落としたい…」
「振り遅れが原因か、ボールが真っすぐ飛ばないんです。ティショットでは絶対フェアウェイをキープしたい!」(ゴルフ歴3年/鈴木理加さん)
◆ティショットでフェアウェイキープできれば、大叩きは激減する
100切りができなかったときのスコアカードを見ると、決まって大叩きするホールがいくつかありませんか? ティショットをOBや池に打ち込んだり、林の中やラフ、バンカーといった難しいライから2打目を打つことが大叩きの要因です。つまり、ティショットでフェアウェイさえキープしておけば、大叩きする可能性は一気に低くなるわけです。まずは構え方や打ち方を少しだけ変えてみて、ティショットを狙ったところへ落とせるようになりましょう。
◆テンプラ、ダフリ、スライス…正しいインパクトの形を覚えるだけで解決!
「インパクトはアドレスの再現ではない。正しい形をイメージして!」(目澤秀憲)
1.上体を起こし、クラブを胸の前に上げて、体の右サイドに持ってくる
2.クラブヘッドを体の正面に戻す。このときフェース面は軽く左に傾く
3.ダウンスイングの切り返しと同じように骨盤を動かして左腰を回す
4.クラブヘッドをそのまま下ろして、前傾すれば正しいインパクトの完成
◆ゴルフ女子のお悩みあるある(1)練習場で打つと真っすぐ飛ぶのに…
〈鈴木さんのウェア〉ポロシャツ¥12,000、スカート¥14,000、キャップ¥4,500(以上ロサーセン/グリップインターナショナル)ベスト¥15,000、ソックス¥1,500(ビバハート/グリップインターナショナル)
「1球ずつターゲットを変えて打つ練習を繰り返そう」
単調に打つのではなく、打つ度に目標を変える、素振りをするなど、自分なりのプレショットルーティーンを行ってアドレスに入りましょう。ラウンドでも練習場と同じルーティーンをすることで、同じスイングで打てるようになります!
◆ゴルフ女子のお悩みあるある(2)アライメントがなかなかとれません
◆ターゲットラインに対して肩のラインを平行に合わせる
腰のラインをターゲットラインと平行にすると、右肩が前に出ていることに気づきにくいので要注意。必ず肩のラインを平行にするようにしましょう。肩のラインが平行なら腰のラインやスタンスが多少右や左を向いても構いません。
◆教えてくれたのは…目澤秀憲(めざわひでのり)ツアープロコーチ
<目澤秀憲(めざわひでのり)・プロフィール>…日大ゴルフ部で腕を磨いた後、米国に留学。16年にレッスンプロの資格であるTPI(Titlist PerformanceInstitute)Level3GOLF&JUNIORを取得。河本結、有村智恵を指導。松山英樹ともコーチ契約を結ぶ。
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Regina 2021 春号掲載 撮影/福田文平 取材・文/山西英希 取材協力/南総カントリークラブ