ここ最近、試合でよい成績を残している好調のプロたちに、試合中にひらめいたこと、試して成功したことなどを聞いてみました! 今回は、「大東建託・いい部屋ネットレディス」と、「北海道meijiカップ」で好成績を出した4人のプロが答えてくれました!
【小祝さくらプロ】 トップでゼロの力感をつくったら振り遅れなくなった
大東建託・いい部屋ネットレディスで、3位タイフィニッシュした小祝プロ。「とにかく振り遅れないことを注意してプレーしました。トップで手元に力が入ってしまうと、腕や肩に余計なリキミが生じてしまいます。すると、私の場合はヘッドが外から下りてきて振り遅れることに。トップではゼロの力感でいることが大事です。この力感は、全力で振る「連続素振り」でつかみました。」
【金田久美子プロ】 フェースをターゲットに合わせることが大事
大東建託・いい部屋ネットレディスで11位タイフィニッシュした金田プロ。「当たり前ですが、フェースを打ち出したいラインに向けることが、やっぱり大事なんだと再認識しました。パッティングで自分がどこを向いているのか分からなくなっていたんです。そこでボールにラインを引きました。ラインに合わせて構えるのですが、大事なのはフェースの向き。体の向きは、自分の好きな方向でいい。それを再認識したら、パッティングがよくなりました。」
【竹内美雪プロ】 足裏全体で地面を押すようにアドレスする
北海道meijiカップで、初日3アンダー・2位タイ発進した竹内プロ。「アドレスをよくすることに集中したら、結果に結びつきました。具体的には足裏全体でしっかり地面を押すように立つこと。それだけを考えていました。手先から腕や肩にかけての余計なリキミが抜けて、下半身を使ってリズムよくクラブを振ることができたんです。ヒザが左右にスエーする悪い癖もなくなって、方向性も格段によくなりましたね。」
【一ノ瀬優希プロ】 切り返しでヘソを絶対に前に出さない
北海道meijiカップ初日3アンダー・2位タイ発進した一ノ瀬優希プロ。「最近は回転のことを考えてスイングしていますね。回転する場所が重要なんです。私は左腰を意識すると、切れ上がって回転が乱れます。だからといって右腰を回すわけでもありません。言葉にするのが難しいですが、切り返しでおヘソを引っ込めるようにクッと入れる感覚で回します。おヘソが絶対に前に出ないようにしたら、しっかりつかまった球が出るようになりました。」
百戦錬磨のプロでも、基本や当たり前のことをしっかりと見直しているんですね。みなさんも調子が悪いなと思ったら、基本に立ち返り、もう一度自分のアドレスやショットを見直してみましょう!
記事・写真提供:週刊パーゴルフ