ここ最近、試合でよい成績を残している好調のプロたちに、試合中にひらめいたこと、試して成功したことなどを聞いてみました! 今回は、「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で好調だった3名のプロがそれぞれ答えてくれました。
【濱田茉優プロ】体の回転なりにゆっくり振り上げることで、振り遅れずつかまったボールが打てた
「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で4位タイフィニッシュした濱田プロ。「結果は4位タイでしたが、初日は首位タイに立つことができました。それはリズムを崩さないことを強く意識してゆっくりバックスイングを上げていたから。調子が悪いときは、ピュッと振り上げてダウンスイングで振り遅れます。腹筋を使って体の回転なりに、ゆっくりとヘッドを上げることで、いつものリズムで振れました。「ゆっくり上げろ」は改めて重要だと再確認しました。」
【大出瑞月プロ】インパクトでボールを叩くことに集中したら、緩みなく振り抜けた
同じく、「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で4位タイフィニッシュの大出プロ。「とにかくインパクトで緩まないことを意識。緩むと右へのミスが出て飛距離も落ちます。特に狙い目が狭いときは、アドレスでしっくりせずにインパクトが緩む。バックスイングをどこに上げよう、フォローをどこに出そうと考えるのも緩みの原因になるので、インパクトだけに集中。「バーンッ」とボールを叩くことで、しっかり振り抜けて方向性よく飛距離を稼げました。」
【福田真未プロ】胸を正面に向けたまま始動したらインパクトで体の浮きがなくなった
「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」の初日で5位タイ発進した福田プロ。「前半はアイアンショットで腕の動きに合わせて上体まで左に動いて引っかけていました。インパクトで浮く感じもあったので後半は、バックスイングで胸は正面に向けたまま腕だけが勝手に動いていくイメージで上げ、インパクト後は上体を右側に残すように意識。スイング中、重心を足裏全体に集中させたのも良かったと思います。ショットに安定感が出て、好位置にいけました。」
記事・写真提供:週刊パーゴルフ