身長159センチと比較的小柄ながら230ヤードを飛ばす堀 奈津佳プロが、飛距離に悩む女子の悩みを解決。その答えはカラダの使い方にありました。今回は、スイングのパワーをより効率よくボールに伝えるための、もうひとつのポイントをご紹介します。
腕に力を入れたらダメ! ボールにパワーを伝えるには「手元はカラダの近く」が正解
右股関節から左股関節への体重移動を体感できたら、今度はインパクトで意識しておきたいことがあります。それは、ダウンスイングで右ヒジがたたまれ、インパクトで手元がカラダの近くを通ること。このカタチができればボールに最大限のパワーが伝わり、大きく飛ばすことができます。
【練習1】右手で左手首を持って素振り
いつものようにアドレスをしたら、左手首を右手で持ってトップを作り、ゆっくりとシャドースイングをします。こうすることで、自然に右ヒジの角度が正しくなり、右腕がカラダの近くを通りながら上って下りる感覚をつかめます。上半身の力が抜ける感覚や、クラブが勝手に下りてくる感覚を体感できるので、私もよくやる練習です。
【練習2】右手の親指と人差し指を離してスイング
手元がカラダの近くを通るインパクトをより高めたい人は、右手の親指と人差し指をグリ
ップから離した状態でゆっくりテークバックしてみましょう。こうすることで、切り返しでつい力が入ってしまうクセが抑えられ、カラダに近い位置に手元が自然と下りてくるようになります。
撮影/福田文平 取材/たかはしよし子 撮影協力/スワンナプーム・ゴルフ・アンド・カントリークラブ