現在、広島を中心に週150人以上の生徒にレッスンをしている木原睦美プロが教える上達のコツ。
今回のテーマはアプローチの種類と活用法についてです。状況に応じて、最も寄りやすい打ち方を選択できれば、ピンに寄る確率は今まで以上にアップすること間違いナシ! スコアアップにも直結します。
ボールからエッジ、エッジからピンまでの距離によってアプローチを使い分けるのが基本
アプローチには大きく分けて4種類あります。
ボールを高く上げ、なおかつスピンで止めるロブショット。ボールを柔らかく上げて少しだけランが出るピッチショット。キャリーとランが半々のピッチエンドラン。少しだけ上げて、あとは転がすチップショットです。
使用クラブはロブショットがサンドウェッジ、ピッチショットがサンドウェッジかアプローチウェッジ、ピッチエンドランがピッチングウェッジか9番アイアン、チップショットは全てのアイアンです。
アプローチの種類によって、使用するクラブが変わってくる
ボールがグリーンエッジから離れているのに、ピンがエッジから近く、ボールを転がせる余裕がないときは、ロブショットを使います。
同様にボールがエッジから離れていてピンがエッジから近いものの、先ほどよりも多少転がせる余裕があるときはピッチショットです。
ボールがエッジから5ヤード以内にあり、ピンまで5ヤード以上の距離があるときは、ピッチエンドランがいいでしょう。この場合、ランとキャリーの比率が半々になる状況が条件です。
ボールからエッジまでの距離が近く、エッジからピンまでの距離が長いときはチップショットを使います。
ボールからグリーンエッジまでの距離、エッジからピンまでの距離によって、アプローチを使い分けることができれば、ピンに寄る確率は高くなる。ボールがエッジから近く、ピンがエッジから遠いのに、ロブショットやピッチショットを使えば、距離感が合いにくい。チップショットでボールを転がしたほうが賢明
アプローチの難易度はチップショット<ピッチエンドラン<ピッチショット<ロブショットの順です。したがって、まずはチップショットで寄せることができないかを考え、ピッチショットやロブショットはいざというとき以外は使わないようにしましょう。
チップショット、ピッチエンドラン、ピッチショット、ロブショットの順に振り幅が大きくなるので、フィニッシュの位置も変わってくる