現在、広島を中心に週150人以上の生徒にレッスンをしている木原睦美プロが教える上達のコツ。今回のテーマはピッチショットです。ボールを柔らかく上げて、少しだけ転がすアプローチですが、正しい打ち方を知っておけば、レディスゴルファーでも簡単に打てます。ぜひマスターしましょう!
【第1回】飛距離アップのトレーニング
【第2回】5ヤードのアプローチ
【第3回】サンドウェッジを使った距離の打ち分け
【第4回】練習場の効果的活用法・前編
【第5回】練習場の効果的活用法・後編
【第6回】番手ごとの距離を知る
【第7回】アプローチの種類とその活用法
【第8回】チップショット(ランニングアプローチ)
【第9回】ピッチエンドラン
20ヤードの振り幅のところで一度スイングを止めて、そこからボールを打ってみましょう!
両足を閉じた状態でボールをスタンスの真ん中にセットします。左足を靴の幅分、右足をその半分ほど開くと、ボールはスタンスの真ん中よりも右足寄りにきます。スタンス幅は肩幅よりも狭めです。体重は左足に少し多めに乗せておきましょう。使用クラブはサンドウェッジかアプローチウェッジです。
ボールはスタンスの真ん中よりも右にセット。体重を左足に6割ぐらい乗せて構えましょう
ランが少ないピッチショットでは振り幅が大切です。多くの人はイメージよりも大きく振り過ぎているので、まずは20ヤードの振り幅をしっかりとインプットしましょう。飛球線後方にカゴを置き、クラブヘッドがそのカゴを指すまでクラブを上げます。その際、体の回転でクラブを上げるのがポイントです。
自分から見て、クラブヘッドがカゴと重なる振り幅が20ヤードの振り幅です。あとは距離に応じて自分なりに振り幅を変えましょう
20ヤードの振り幅をマスターするには、一度バックスイングで動きを止め、自分の振り幅を確認します。大きければ、カゴを指すところまでクラブを下ろし、そこからボールを打ってみましょう。もしくは、カゴを見ながらバックスイングを行い、ヘッドの位置を確認して打つ方法も効果的です。
カゴを見ながらバックスイングをしても、体の軸がブレていなければボールを真っすぐ飛ばせます。ヘッドアップ防止の効果もあるので試してみましょう