ライもいいグリーン手前の「花道」から、アプローチが突然チャックリ…。かっこ悪いし、次に同じ状況になると、またミスしそうで怖い。そんな状況を克服するために、小鯛竜也プロにレッスンしていただきました!
今回は、アドレスについて。ぜひチェックしてくださいね!
◆フェースは開かず、シャフトを体の正面に
花道からとはいえチャックリする可能性はあります。普段なら右足寄りにボールを置いてアプローチしている人も、絶対にチャックリしたくない状況ではおすすめできません。クラブが鋭角に下りてきてリーディングエッジが地面に刺さりやすいからです。
確実かつ寛容な打ち方はバンスを活かす方法です。クラブはバンス角の多いS W。グリップを3センチほど短く持ち、足を揃えてボールを左カカト線上にセットアップします。
次にシャフトを体の正面に下ろしましょう。このときバンスが効きすぎないようフェースは開かず目標に真っすぐ向けてください。こう構えるとボールとリーディングエッジの間に1センチほどのすき間ができるはずです。
リーディングエッジはわずかに浮きますが、これが適度にバンスを活かせる状態。この構えなら地面に刺さりにくく、ボールを拾ってくれます。チャックリを減らす簡単な構え方なのです。
◆画像で解説!
ボールとリーディングエッジの“ちょっとしたすき間”がチャックリミスを減らす
ボールは左カカト。クラブは正面。ボールとリーディングエッジの間に、1センチほどのすき間が出来、バンスを活かせる状態に。【使用クラブ ロフト58度・バンス12度のSW】
体の正面でクラブを構えよう
ボール位置は左カカト延長線上。ヘッドを体の正面に置くと結果的にボールとリーディングエッジの間に1センチほどのすき間ができる 。ソールの出っ張り部分を設置させることで、リーディングエッジが浮く。
◆教えてくれたのは…
小鯛竜也プロ 1990年生まれ。17歳でプロに転向。2017年に「マイナビABC」でツアー初優勝。
トータルバランスの高いゴルフが身上の人気中堅プレーヤー。
ALBA TROSS-VIEW 790号掲載 写真/田中宏幸 構成/岸和也 取材トーナメント/三井住友VISAマスターズ