アプローチが苦手という女性は多いですが、スコアメイクはショートゲームにかかっています。苦手なままの自分を甘やかさず、改めて基本をマスターし、自信をつけることがこの先の上達には絶対に必要です。

◆ノーマルのアプローチ


◆ランニングアプローチ


◆チッパーなどに頼らずウェッジでの打ち分けが必須科目!
最近、アプローチがやさしく打てる、いわゆる“チッパー”が人気ですが、80台、その先を目指すなら、ウェッジを使ったアプローチを覚えたいもの。微妙な転がし、ロブショットなどもいずれ必要になってきますが、まずはノーマルとランニングをマスターしましょう。

「ボールとの距離も一定を意識しましょう。8時4時までの短い距離なら足ひとつ分くらいがベストです」

◆おさえるべきNGポイントはここ
重心が左すぎる
よく、“アプローチの重心は左”と言われますが、左すぎるとカラダがブレやすくミスを誘発。左片足で立てるくらいの重心がベストです。

スタンスが広すぎる
スタンスを広くとる人がいます。一見安定していそうですが、スイング中、左右に大きく動くことになり、インパクトが安定しません。

◆教えてくれたのは…中村英美プロ

PGA・A級ティーチングプロ。2021年、PGA史上初の女性ティーチングプロ第一期生となる。幅広いゴルファーへのレッスンをはじめ、女子ゴルファーのキャスティングやコンペ・イベント企画を運営する「V・J ・Golf」主宰。ベストスコアは65。インスタアカウントは@hidemi_golf
Regina2024春号より転載 撮影/田中宏幸、ALBA、Getty Images イラスト/丸口洋平 ホール図/佐藤信男 スタイリスト/林かよ エディター/たかはしよし子 撮影協力/足利城ゴルフ倶楽部