キレる、教え魔、マウンティング……メンタルをかき乱してくる「同伴者」問題、どうする?【ゴルフメンタル術】

人が集うところにストレスアリ! それはゴルフでも同様です。同伴者の発言にイライラしたり、配慮のない行動にモヤモヤしたりで、なかなか自分のプレーに集中できないという人も多いことでしょう。では、こうした同伴者に振り回されないためにはどうしたらいいのでしょうか。桐林宏光プロに考え方を教えてもらいました!

先生、同伴者に振り回さないつよさが欲しいです…

◆他人は動くハザード!あらかじめ想定して楽しむ

動かない池やバンカーなぞかわいいもの。キレる、教え魔、マウンティング…。同伴者こそ動くハザード。メンタル最大の難関ですが、他人の言動はコントロールできません。イライラの感情に左右されず「私はこんな人じゃなくてよかった」と、内心、自分を優位に立てましょう。また、「この人パットで時間かけるけど絶対外すよな」などと、行動予想ゲームをしてイライラを楽しみに変えるのも方法です。

◆上手に指摘するコミュ力を身につける

どんなに自分が進行に気を配っても、スロープレーヤーと同伴することもあります。黙認すれば自分のストレスが増すだけ。メンタルのためには相手に伝えることも大切です。ただ、場の空気を悪くしないためにも上司や先輩には不愉快にさせない言い方が必要。自分のメンタルを保つために、コミュニケーションスキルも磨きましょう。

◆教えてくれたのは…桐林宏光プロ   

きりばやし・ひろみ。1964年生まれ、東京都出身。日本初、メンタルスキルとテクニカルスキルを融合したレッスンプログラム〈プロジェクトG〉を展開する「トータルケアゴルフ 桐林ゴルフ塾」主宰。www.golf-mental-scan.jp/。JLPGAティーチングプロフェッショナル会員A級。JLPGAジュニアゴルフコーチ。日本スポーツ心理学会認定 スポーツメンタルトレーニング指導士。2019年には、LPGAティーチャー・オブ・ザ・イヤー清元登子賞受賞。

 2023年Regina初夏号より転載   エディター/たかはしよし子 イラスト/小豆だるま

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