一度、崩れてしまうと引きずってしまい、ミス連発、さらに大叩き……。これさえなければもっとゴルフが楽しいのに〜〜、そんな人はいませんか? ミスが続いたとき、どうやってメンタルをたてなおしたらいいんでしょうか。桐林宏光プロに考え方を教えてもらいました!
◆カラダに刺激を与えて5秒でリセット!
ミスや大叩き後に落ち込むのはプロでも同じ。大切なのは5秒でリセットして次の準備に切り替えること。おすすめは、おしりをパンと叩く、グローブのベルクロをバリッとはがすなど、耳や目、カラダに刺激を与え、その合図でリセットする習慣をつけること。日常生活のイラッとした瞬間でも役立つので、日ごろから訓練しましょう。
◆その日の目標設定を変更する
目標スコアが無理だと決定しても、あきらめるのはNGです。“頑張っても報われないと自分が傷つくから、頑張るのはやめよう”と自暴自棄になり、そのうちゴルフが嫌いになってしまいます。それに、ヤル気のないゴルフをするのは同伴者にも失礼ですしね。そんな日は、ランチに好物でも食べ「午後はダボペースをキープ」とか「バンカーだけは入れない」などと作戦を変更。結果主義にならずに目標に集中することで自分に自信がもてるようになります。
◆教えてくれたのは…桐林宏光プロ
きりばやし・ひろみ。1964年生まれ、東京都出身。日本初、メンタルスキルとテクニカルスキルを融合したレッスンプログラム〈プロジェクトG〉を展開する「トータルケアゴルフ 桐林ゴルフ塾」主宰。www.golf-mental-scan.jp/。JLPGAティーチングプロフェッショナル会員A級。JLPGAジュニアゴルフコーチ。日本スポーツ心理学会認定 スポーツメンタルトレーニング指導士。2019年には、LPGAティーチャー・オブ・ザ・イヤー清元登子賞受賞。
2023年Regina初夏号より転載 エディター/たかはしよし子 イラスト/小豆だるま