青木瀬令奈プロのコーチ兼キャディ、大西葵プロの兄でもある大西 翔太プロが今日からできる、女性ならではの飛ばしのコツを教えてくれました! アドレス編1&2、スイング編、オンコース編、ドリル編と5回にわたってお届けします。4回目となる今回は、オンコース編。たとえ飛んでも、フェアウェイキープできなければ喜びは半減。ティーイングエリアで頭を使って、狙ったところに飛ばして、きちんとフェアウェイキープしましょう。
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【18】ティは高めが飛ばすコツ
しっかり当てたいのか、ティアップを低くする女性をよく見ますが、ティが低 いと上から突っ込む形になりがちで、飛びません。女性が飛距離アップした いなら、ティアップは高めが正解。打ち出し角が高くなり、ボールが上がります。
これはNG↓
芯に当たりやすい と感じるのかもです が、低くティアップ するとヘッドが上か ら入りやすくボール が上がりません。
【19】5メートル以内に目標をつくる
「真っすぐ立てない」という声をよく聞きます。対策は、ボールの落としどころ を見るのではなく、打ち出す先の真っすぐ手前、5メートル以内に落ち葉や枯 れ芝などの目標を見つけること。そしてその一点に向かって打ち出しましょう。広い景色を見ると惑わされ、右や左を向きがち。ヘッドアップもしやすくなります。
【20】ティアップの位置に気を使う
ティーイングエリアに立つ位置に、気を遣ったことはありますか? ティーイングエリアは平らだとは限りませんし、右や左など立つ位置によって景色は大 きく変わります。どこに打ちたいかを考えて立ちましょう。
平らな位置
とくに小さいレディスティ のティーイングエリアは、 傾斜していることが多いも の。少しでも飛ばそうとラ インぎりぎりに立つのでは なく、ラインから2クラブ 分の範囲でなるべく平らな 位置を探すのが、真っすぐ 遠くに飛ばすコツ。
右に立つ
ティーイングエリアの右に立つと、左を広く使える安心感が生まれます。右の林に入れたくないときや、右ドッグレッグのホールでも有効。
左に立つ
反対に、左に立つと右を広く使えるイメージができます。 左ドッグレッグのホールなら、ドローを打つイメージに有効。球筋によって立つ位 置を考えましょう。
指導/大西翔太プロ
1992年生まれ千葉県出身。ティーチング プロ。青木瀬令奈プロのコーチ兼キャディ としてツアーに帯同。氏の指導で30ヤード の飛距離アップに成功し、2017年、青木 プロは初優勝。女性やジュニアなど、幅広 い層のアマチュアにもレッスンを行う。
撮影/福田文平 取材/たかはしよし子 撮影協力/船橋カントリー倶楽部
Regina春号P132~133より抜粋