2年連続賞金王のタイトルを獲得した今平周吾プロが行う単純明快レッスン。第2回のテーマは“ここ一番でのドライバーの飛距離アップ”についてです。
ポイントとなるのは、右足への体重配分のみ! ちょっとした工夫で15ヤードぐらいは伸びちゃうんです!
【バックナンバーをチェック!】今平周吾の単純明快レッスン「アベレージゴルファーがスコアを10打縮める12の秘策」
◆インパクトでは右足に体重の6割を残しておきましょう
通常のショットでは、インパクトで体重の6割が左足に乗るように体重移動を行います。しかし、ここ一番でボールを遠くへ飛ばしたいときは、インパクトで体重の6割が右足に残るように心がけます。
右足の蹴りを使えるようになり、いつも以上のパワーをボールに伝えられるので飛距離が伸びます。ただし、左右に曲がる危険があることも頭の中に入れておきましょう。
通常のショットではインパクトで体重の6割が左足に乗ります
ここ一番で飛ばしたいときは、インパクトで右足に体重の6割が残るようにします。このとき、頭がボールよりも後ろにくる“ビハインド・ザ・ボール”を心がけます
右足体重スイングを行う場合、アドレスの形やボールの位置は通常と同じです。右足に6割、左足に4割の体重配分で構えます。
バックスイングでは、右足股関節の上に上体を乗せるイメージで右足に体重の9割を乗せます。通常はトップで体重の8割を乗せるので、ここが大きな違いです。いつもよりもう一声! のイメージで上体を回しましょう。
バックスイングでは右足に体重の9割を乗せます。右足股関節の上に上体を乗せましょう
通常は右足に体重の8割を乗せます。たった1割の違いですが、その1割の違いが右足体重スイングを生み出します
インパクトで右足に体重を多く残すものの、ダウンスイングで左足への体重移動は行います。注意点は上体が目標方向へ突っ込まないようにすること。頭を動かさず、体の軸を中心にその場でクルッと回るイメージです。右足股関節の上にまだ上体が残っているうちにクラブを振り抜くと自然に右足で地面を蹴ることができます。
インパクト後はフィニッシュまで振り切りますが、背中にシャフトが当たるぐらいまで振ってみましょう。高弾道のキャリーボールが打てるので、飛距離が伸びます。
頭の位置を動かさずに、体の軸を中心にクルッと回転するイメージでクラブを下ろしましょう
上体が目標方向に突っ込まないようにしましょう
フィニッシュでは背中にシャフトつくぐらい振り抜きましょう。また、体重の9割以上を左足に乗せていきます。右足はツマ先だけが地面に接する感じです