FWとランが出やすい薄い“冬芝”とは、相性抜群。とはいえ、「UTの使い分け」「冬ラフ」など、まだまだわからないこと、知りたいことはたくさんあるはず。今回はFWについて知りたいことを、飯田真梨プロにぜんぶ聞いてみました。まるっと解決してスコアアップを狙いましょう。
【動画アリ】FWの２大ミス『ダフリ』克服法【FWが秋冬ゴルフの最強の武器です！】
【質問1】FWとUT、打ち方に違いはあるの？どんなときに使い分ける？
「FWとUTの打ち方は同じ。よりコンパクトなスイングをして」
ＦＷと比べてロフトが大きいＵＴはボールが高く上がる分、グリーン上に止めることが可能です。グリーン手前に何もなければＦＷで転がして乗せ、バンカー越えならば、ＵＴを使って、直接グリーンにボールを落としましょう。打ち方はＦＷと同じですが、クラブが短い分スタンスを狭くし、コンパクトなスイングを心がけます。
【質問2】つま先上がりが苦手です。攻略法は？
「コンパクトに振ってミート率UPを心がけて」
足場が不安定なツマ先上がりのライでは大振り禁止です。クラブを短く持ち、頭を動かさず、コンパクトなスイングを心がけましょう。
アドレス（写真左）…クラブを短く持ち、スタンスは肩幅よりも広め。腕を伸ばさず、ヒジにゆとりを持たせて構えます。
振り幅（写真右）…両手が肩の高さまで上がる大きさで十分。大振りするとバランスを崩すので要注意。
軸を意識…スイング中の体重移動は不要。頭を動かさず、体の軸を傾けないように気をつけましょう。
【質問3】冬ラフの攻略法が知りたい！
「ラフを見極めてしっかり打てば大丈夫！」
冬場のラフはフェアウェイよりも打ちやすいと考えましょう。ボールが浮くので、ティアップしたボールを打つ感覚でＯＫ。
◆ラフからは両足の三角形を崩さずにスイングすると安定します。
冬芝だと（写真左）…ボールが芝の上に乗りやすいので、ＦＷでもミートできます。
夏場だと（写真右）…ラフに沈むことが多い夏場だとＦＷでは打てないことが多い。
◆ダフるつもりで打ってOK
たとえボールの手前をダフっても、ソールが地面で跳ねた後、ボールをヒットできるのが冬のラフです。
◆教えてくれたのは…飯田真梨プロ
1995年生まれ、東京都出身。身長170cm。ティーチングプロフェッショナル資格 A級。名門・日本大学ゴルフ部に所属し、全国女子大学ゴルフ対抗戦で優勝。現在はステップアップツアーやレギュラーツアーでも活躍
Regina2023秋冬号より転載 撮影／山代厚男 取材・文／山西英希 撮影協力／美浦ゴルフ倶楽部【GRAND PGM】
